トレセン直送便~栗東編~

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春・秋の天皇賞を連覇してメイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成厩舎)が、次走のジャパンカップに向けて早くも調教を開始した。
坂路コースで58秒5-42秒9-27秒7-13秒4と激走した後も疲れを感じさせない動き。
「余裕残しの仕上げだったから使った上積みは十分あると思うよ。この中間も元気一杯。さすがだね」と高橋成師は精神面の強さにも感心していた。

マイルCSの1週前追い切りが行われ、スズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)が坂路コースで50秒3の好時計をマークした。
「前走からレース間隔を開けたことで馬体の張りが良化。いい頃の状態に戻りつつありますね」と児玉助手とニッコリ。
春のスプリントチャンピオンが秋のマイル戦で逆襲を誓う。

マイルCSに登録のあるフサイチホウオー(牡3、栗東・松田国厩舎)は同レースを回避して、予定通りジャパンカップダートへ向かう。
今週は、坂路で52秒9-38秒4-25秒2-12秒9の時計をマーク。
「走法を見てダートを試してみる。もし結果が出なければ芝・短距離路線を視野に考えていく」と松田国師。

札幌記念9着以来、放牧で休養していたアドマイヤフジ(牡5、栗東・橋田厩舎)が、今月1日に栗東トレセンへ帰厩した。
入厩後初めて坂路で追い切りを行い、54秒0-39秒2-26秒0-13秒4をマーク。
「向こう(放牧先)で乗っていたみたいなので息の入りは良かったですよ。休む前と比べても特に変わった感じもしないですからね」と児玉助手。
なお復帰はまだ未定だが、鳴尾記念あたりが有力とされている。

単勝11番人気で京洛Sを制したクールシャローン(牝3、栗東・目野厩舎)は、京阪杯に向かうことが決まった。
「何もかもがうまくいったね。重賞で相手は強いがどこまでやれるか力を試したい」と目野師。