専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
カツハルも楽しみにしている素質馬
2017/10/8(日)
どうも!美浦の古川です。
公私とも仲良くしてもらっている田中勝春騎手とは毎週のようにトレセンで話を聞く。最近勝ち星が遠ざかっているなあ、と思っていて調べてみると8月19日以来、約2ヶ月勝っていなかった。しかし、騎手生活28年目のベテランは今でもシッカリと追えるジョッキーで、まだまだ体力の心配はない。得意の東京コースで何とか連敗をストップしてほしいものだ。
そこで月曜の「穴ズバッ」では東京6R・3歳上500万下に出走する⑧オールイン(牡3、美浦・大江原厩舎)を狙う。カツハルが騎乗しているここ2戦では差す競馬に徹しており、前走は大外から直線一気の競馬で未勝利戦を勝った。この勝利に鞍上は「上手く流れに乗れたし、この馬の決め手を活かし切れた。使う毎に良くなってきているし、上に行っても楽しみ」と素質を感じ取っている。
夏場は放牧でリフレッシュしたが、それが功を奏して馬体もひと回り大きくなった印象。厩舎は「休ませて疲労が取れたし、体も成長した。気の良い馬なので久々でも力を出せるし、500万でも通用するはず」と期待を寄せている。今回は未勝利勝ちした舞台であり、決め手を活かせる展開になれば差し切っても不思議ではない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。