専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【ターコイズS】崩れるシーンが想像できない!
2019/12/13(金)
どうも!美浦の古川です。
日曜の朝日杯FSにサリオスを送り込む堀宜行厩舎。今週は3場で合計9頭も使うんだが、サリオス以外にも有力馬が目白押し。
「何勝できるかな(笑)」なんて話題で厩舎は盛り上がっていたな。5Rのカフェファラオ、6Rのヴィクターバローズあたりは確勝級といえるレベルだし、固め撃ちも可能だろう。
明日の中山メインは牝馬重賞の中山11R・ターコイズS(G3)。
難解なハンデ重賞で毎年のように荒れるんだが、今年はクラシック戦線でも活躍したシゲルピンクダイヤが参戦。マイルだったら信頼度はアップするし、この中に入れば地力が違う気もする。
ただ、中心はシゲルでも相手選びは難解。少し手広く構えようと思っているが、是非押さえて欲しいのが関東馬のモアナ(牝5、美浦・高橋文厩舎)。
焦らず大事に使ってきたことで着実に成長。以前は道中でハミを噛むところもあったが、ここに来て折り合い面の不安も解消してレース運びが本当に安定してきた。
今なら崩れるシーンが想像できないし、重賞でもこの枠から流れに乗れれば一発あっても驚けない。軽く見ていると痛い目に遭うぞ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。