専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
解散前にもう一花を!
2015/1/29(木)
どうも!美浦の古川です。
今週から東京開催がスタート。この時季は競馬界の年度替わりで、今開催を最後に引退をする調教師や厩舎スタッフが居る。美浦所属では大久保洋吉、鈴木康弘、畠山重則師と3人の調教師が定年引退となるが、中でも鈴木康師は10年以上にわたって毎週、個別取材を受けていただいた存在だ。
鈴木康師は1994年から10年にわたり日本調教師会会長を務めた美浦の重鎮。仕事に関しては厳しく、厩舎スタッフは一切、手が抜けないほどだと聞くが、取材の際の受け答えからはあまり想像ができない。また、出走する管理馬のジャッジも的確で、信頼が置けることは言うまでもない。
鈴木康師曰く「今週はアデイインザライフとセイコーライコウが良い」と、注目2頭に色気を持っている様子。前者のアデイインザライフはデビュー勝ちした時から「何としてもクラシックに乗せたい」と期待していた素質馬で、皐月賞出走まで漕ぎ着けた。後者のセイコーライコウは昨夏アイビスSDを勝っており8歳馬ながら元気一杯で、この2頭は勝ち負けを含めて馬券圏内と言えるのではないか。
この時季といえば解散前の厩舎が激走する事がしばしばあるが、鈴木康厩舎にも、もう一花を咲かせて欲しいと思っている。先週の京都牝馬Sでは15番人気のゴールデンナンバーが2着に激走したように、今週も二匹目、三匹目のドジョウとなるか、目が離せない。
今週から東京開催がスタート。この時季は競馬界の年度替わりで、今開催を最後に引退をする調教師や厩舎スタッフが居る。美浦所属では大久保洋吉、鈴木康弘、畠山重則師と3人の調教師が定年引退となるが、中でも鈴木康師は10年以上にわたって毎週、個別取材を受けていただいた存在だ。
鈴木康師は1994年から10年にわたり日本調教師会会長を務めた美浦の重鎮。仕事に関しては厳しく、厩舎スタッフは一切、手が抜けないほどだと聞くが、取材の際の受け答えからはあまり想像ができない。また、出走する管理馬のジャッジも的確で、信頼が置けることは言うまでもない。
鈴木康師曰く「今週はアデイインザライフとセイコーライコウが良い」と、注目2頭に色気を持っている様子。前者のアデイインザライフはデビュー勝ちした時から「何としてもクラシックに乗せたい」と期待していた素質馬で、皐月賞出走まで漕ぎ着けた。後者のセイコーライコウは昨夏アイビスSDを勝っており8歳馬ながら元気一杯で、この2頭は勝ち負けを含めて馬券圏内と言えるのではないか。
新馬勝ちした当時のアデイインザライフ。馬の右が鈴木康師
アイビスSDを制したセイコーライコウ
この時季といえば解散前の厩舎が激走する事がしばしばあるが、鈴木康厩舎にも、もう一花を咲かせて欲しいと思っている。先週の京都牝馬Sでは15番人気のゴールデンナンバーが2着に激走したように、今週も二匹目、三匹目のドジョウとなるか、目が離せない。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。