フローラS

マイラーズC

フローレスマジック

(牝3、美浦・木村厩舎)

ディープインパクト
マジックストーム
母父Storm Cat
通算成績4戦1勝
連対時平均馬体重446kg (最高:450kg) (最低:438kg)
前走時馬体重456kg
POINTクイーンCの後、桜花賞をパスしてここへ。晩成血統ということもあり、この中間で馬は更に良くなってきた。胴が長めで、全体にゆったりとした造りをしており、距離が延びるのは確実にプラス。マイル戦だった前走はトップスピードで負けていた印象があり、前進は必至だ。背中に銭型が浮いて代謝は良好、毛艶も文句なしの良い状態。全体に成長余地を残しつつ、現状ベストの仕上がりで、優勝圏内にいると見て良いのでは。

ホウオウパフューム

(牝3、美浦・奥村厩舎)

ハーツクライ
マチカネタマカズラ
母父Kingmambo
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重481kg (最高:482kg) (最低:480kg)
前走時馬体重480kg
POINTスラッとした見た目で、シャープな印象を受けるシルエット。脚の長さ、ゆったりとした胴回りを見ても、2000m以上の距離でこそ能力を発揮するタイプ。トモの容量は若干もの足りなさを感じるものの、胸前の筋肉は立派。骨格的にも心肺機能の高そうな造りをしており、純粋に心臓が強い馬なのだろう。毛艶は決して良い状態とは言えないが、馬体の張りは感じられるし、特に体調が悪いというわけではないだろう。ここでも上位争い。

ディーパワンサ

(牝3、栗東・松下厩舎)

ディープブリランテ
ポロンナルワ
母父Rahy
通算成績5戦2勝
連対時平均馬体重423kg (最高:424kg) (最低:422kg)
前走時馬体重440kg
POINT<今週のイチオシ>小柄なタイプであったが、ここに来ての成長が著しく、見栄えのする体つきになってきた。元々、付くべきところにしっかりとした筋肉がついていて、優れたスピード能力の源になっていたが、レースに使うごとに無駄な肉がそげ、筋肉の確かな張りが感じられるようになってきた。距離は胴の長さ、シルエットを見る限りマイルくらいがベストの印象も、折り合いに不安がないのでこなせるはず。毛艶もピカピカで絶好調と言って良いだろう。勝ち負けに期待。

アドマイヤローザ

(牝3、栗東・梅田智厩舎)

ハービンジャー
アドマイヤテンバ
母父クロフネ
通算成績3戦1勝
連対時平均馬体重462kg (最高:464kg) (最低:460kg)
前走時馬体重460kg
POINT母の毛色である芦毛が出ているように、どちらかと言えば母父のクロフネが発現している馬体の造り。直飛ながら後肢をスラッと長く見せており、長く良い脚を繰り出すことができるタイプ。胴の長さはゆったりとしているので、距離は延びても大丈夫そうだ。成長余地を残している体つきで、完成するのはまだ先になりそう。毛艶や馬体の張りは悪くない状態なので、現状の能力は発揮できる仕上がりと見ている。

モズカッチャン

(牝3、栗東・鮫島厩舎)

ハービンジャー
サイトディーラー
母父キングカメハメハ
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重472kg (最高:476kg) (最低:468kg)
前走時馬体重468kg
POINT角度の関係もあるがまだ腰高な部分が目立ち、成長途上であることが伝わってくる。直飛はハービンジャー産駒特有のもので、馬体のシルエットに対して筋肉量が多いのは母父キングカメハメハから受け継いだもの。スピード勝負よりもパワーを求められるような展開・馬場状態に適性がありそう。体を洗った直後で毛艶は判別できないが、筋肉の張りも感じられ、走れる状態と言っていいだろう。遠征続きでも身体はキープできているようにタフなタイプなのも心強い。

レッドミラベル

(牝3、美浦・尾関厩舎)

ステイゴールド
ダンスーズデトワール
母父Highest Honor
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重459kg (最高:466kg) (最低:452kg)
前走時馬体重452kg
POINTステイゴールド牝馬らしく華奢で、幅が薄い。前走は二桁のマイナスだっただけに、当日の馬体重には気をつけたい。身体全体のシルエットが綺麗な馬で、バランスは良い。ただ、まだ前輪駆動なところがこの立ち写真からも見受けられ、トモの筋肉がもっとしっかりしてくれば、上のクラスまで行ける馬になるだろう。それでも現状、筋肉の張りは維持しているし、毛艶も良く見せている。体調面での不安は感じられないので、力は発揮できるだろう。

エアスピネル

(牡4、栗東・笹田厩舎)

キングカメハメハ
エアメサイア
母父サンデーサイレンス
通算成績10戦3勝
重賞勝利 17年京都金杯(G3)
15年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重481kg (最高:484kg) (最低:480kg)
前走時馬体重484kg
POINT<今週のイチオシ>バランスの良い立ち姿は健在。ここ2走の立ち写真では、3歳時から大きく成長したところが感じ取れなかったが、前走から比較して前駆、後躯ともに筋肉がボリュームアップ。馬体の張りもはち切れんばかりで良化著しく、これならG1戦線でも戦っていけるだろう。日当たりで光っていることを抜きにしても毛艶はピカピカでまさに絶好調といった雰囲気。実績のあるコースということもあり、今回は死角なしといったところ。勝ち負け必至だ。

イスラボニータ

(牡6、美浦・栗田博厩舎)

フジキセキ
イスラコジーン
母父Cozzene
通算成績20戦6勝
重賞勝利 14年皐月賞(G1)
14年セントライト記念(G2)
14年共同通信杯(G3)
13年東京スポーツ杯2歳S(G3)
連対時平均馬体重468kg (最高:482kg) (最低:458kg)
前走時馬体重480kg
POINT6歳を迎えたが、豊富な筋肉量、バランスの良い立ち姿は健在。馬体の張りからも、衰えを感じるどころかもう一段階、馬が良化してきた印象さえある。というのも、この馬の父フジキセキはカネヒキリのように息長く活躍する産駒を出しており、母父コジーンも復活の代名詞アドマイヤコジーンを輩出しているように、ここに来てパワーアップしてきても不思議ではない。毛艶も良く、体調は万全。久々の勝利も期待できる。

ブラックスピネル

(牡4、栗東・音無厩舎)

タニノギムレット
モルガナイト
母父アグネスデジタル
通算成績14戦4勝
重賞勝利 17年東京新聞杯(G3)
連対時平均馬体重502kg (最高:512kg) (最低:494kg)
前走時馬体重506kg
POINT今年に入ってからの成長が著しい1頭。ややボテッと映る腹回りだが、ロベルト系特有のもので、太いわけではない。前走から劇的に良くなった感じではないものの、筋肉量や体調はいい意味で平行線、状態をキープしている。問題なく能力を発揮できる仕上がりといえる。パワータイプの馬なので、京都コースで求められがちなスピードの絶対値ではエアやイスラに分がある。とはいえ、勝利実績もあり、杞憂に終わるだろう。上位争いに期待。

プロディガルサン

(牡4、美浦・国枝厩舎)

ディープインパクト
ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算成績9戦2勝
連対時平均馬体重495kg (最高:512kg) (最低:486kg)
前走時馬体重504kg
POINT前走もかなり見栄えのする素晴らしい仕上がりだったが、掛かってしまい最後は失速。馬体を見ていると2000mくらいの中距離も難なくこなせる造りだが、気性面を考えるとやはりベストはマイル戦か。今回も引き続き馬体は引き締まっており、仕上がりに関して全く不安はない。体調万全で挑めそう。現時点の立ち写真で肋が薄っすらと浮くほどに仕上げているため、極端に馬体が減らなければ当然、上位争いに加わってくる。

フィエロ

(牡8、栗東・藤原英厩舎)

ディープインパクト
ルビー
母父Danehill
通算成績25戦5勝
連対時平均馬体重505kg (最高:512kg) (最低:498kg)
前走時馬体重504kg
POINT体型的にはやはりマイルがベスト。目一杯に仕上げられていた高松宮記念の時と比較すると、今回は肋骨が浮いて見えるように、馬体としてはかなりギリギリの状態。しかし、胸前やトモの筋肉量は維持しており、ここから更に馬体を減らすようなことがなければ、引き続き好勝負できるだろう。毛艶もこの馬としては平均以上の状態であるし、体調落ちは感じない。ここは地力に期待したいところ。

サンライズメジャー

(牡8、栗東・浜田厩舎)

ダイワメジャー
ティファニータッチ
母父Deputy Minister
通算成績32戦8勝
連対時平均馬体重485kg (最高:496kg) (最低:476kg)
前走時馬体重490kg
POINTダイワメジャー産駒らしい筋肉質な体つき。8歳馬だが、大きく衰えたところもなく馬体を維持している。先行したり、追い込んだりと脚質はまちまちだが、斜尻直飛で股関節の可動域も広く、末脚に懸けてこそ、持ち味が生きる造りをしている。毛艶も光っており、筋肉の張りも良いので体調面では全く不安ない。G2の舞台で相手関係がどうかだが、展開次第で食い込みも警戒しておきたい。

フローラS

マイラーズC

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