札幌記念

北九州記念

エアスピネル

(牡4、栗東・笹田厩舎)

キングカメハメハ
エアメサイア
母父サンデーサイレンス
通算成績12戦3勝
重賞勝利 17年京都金杯(G3)
15年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重482kg (最高:484kg) (最低:480kg)
前走時馬体重476kg
POINT正方形のバランス良いシルエットでやはりベストはマイル近辺か。2000mは幾分長いような気もするが、こなせる範囲。休み明けでも薄っすら肋骨が見えるように体は仕上がっている。善戦止まりのレースが続いているが、その理由の1つとして、馬体面での成長があまり見られないことが挙げられる。元々素晴らしい馬体の持ち主なのだが、古馬になって一線級相手に勝利するためには、もう少し筋肉量が増えて、迫力が出てきて欲しいところ。

サウンズオブアース

(牡6、栗東・藤岡健厩舎)

ネオユニヴァース
ファーストバイオリン
母父Dixieland Band
通算成績21戦2勝
連対時平均馬体重499kg (最高:506kg) (最低:488kg)
前走時馬体重506kg
POINT腹回りは丸みが感じられるが、これは元々の体型。休み明け特有の緩さこそ感じるが、特に太いというわけではなさそう。6歳になったが全身に血管が浮いているように、筋肉の張りは上々。目に見えるような力の衰えは感じられない。500キロ以上ある大型馬で基本的には叩いたほうがベターではある。ドバイでの競馬は経験しているが、純粋な洋芝は初めて。決め手に欠ける面を補うことができれば上位争いに食い込んで来ても不思議ではない。

タマモベストプレイ

(牡7、栗東・南井厩舎)

フジキセキ
ホットプレイ
母父ノーザンテースト
通算成績37戦5勝
重賞勝利 13年きさらぎ賞(G3)
連対時平均馬体重484kg (最高:492kg) (最低:476kg)
前走時馬体重488kg
POINTフジキセキ産駒にしては胴が長く、全体的にシャープな造り。母父のノーザンテーストが出ているようなイメージだ。背中と胴周りのラインが平行で、切れ味には欠けるものの長く良い脚を繰り出せる、持続力タイプ。スタミナが豊富だからこそ、前走も道悪でバテることなく粘りこめた。時計が掛かる馬場ならもう一丁があっても。体調は状態キープといったところで、絶好調とまではいかないだろうが、力は発揮できそうだ。

マイネルミラノ

(牡7、美浦・相沢厩舎)

ステイゴールド
パールバーリー
母父Polish Precedent
通算成績40戦8勝
重賞勝利 16年函館記念(G3)
連対時平均馬体重475kg (最高:486kg) (最低:458kg)
前走時馬体重490kg
POINTステイゴールド産駒ということもあって、数字以上にコンパクトに見せるタイプ。父譲りの曲飛で回転力のあるピッチ走法。ゆえにテンのダッシュは速く、後続を突き放す時の脚も速い。元々トモにボリュームのあるタイプではないので、特に衰えたという感じはしない。腹回りはスッキリと仕上がっており、能力は発揮できるデキ。展開向けば圏内も。
今週のイチオシ

マウントロブソン

(牡4、美浦・堀厩舎)

ディープインパクト
ミスパスカリ
母父Mr. Greeley
通算成績10戦4勝
重賞勝利 16年スプリングS(G2)
連対時平均馬体重474kg (最高:496kg) (最低:466kg)
前走時馬体重496kg
POINT華奢な体つきだった3歳春の印象とは一変、全体的にボリュームアップ。筋肉量が格段に増えた。元々骨格的に母系の血が出ており、ディープ産駒らしい一瞬の切れる脚というよりも、持続する末脚を持ち味とする。毛艶は抜群に良く、芦毛で分かりづらいが背中には銭型が浮き始めており、代謝の良さが伺える。実力的にも見劣りはしないはず。勝ち負けに期待している。

ヤマカツエース

(牡5、栗東・池添兼厩舎)

キングカメハメハ
ヤマカツマリリン
母父グラスワンダー
通算成績24戦7勝
重賞勝利 16~17年金鯱賞(G2)
16年中山金杯(G3)
15年ニュージーランドT(G2)
15年福島記念(G3)
連対時平均馬体重491kg (最高:516kg) (最低:480kg)
前走時馬体重514kg
POINTこの一年で大きく力を付けた1頭。馬体もボリュームアップし、キングカメハメハ産駒らしい形。蹄が小さい馬で、道悪もそこまで苦にしない。晴雨兼用のオールラウンダーだ。パワーに溢れた素晴らしい筋肉の持ち主で、力の要る洋芝はむしろ向く舞台。休み明けだが早くからここ目標に調整されていたため、太め感は全くない。大阪杯ほどの目一杯仕上げではないが、まず崩れないだろう。

ロードヴァンドール

(牡4、栗東・昆厩舎)

ダイワメジャー
ジャズキャット
母父Storm Cat
通算成績16戦4勝
連対時平均馬体重486kg (最高:504kg) (最低:468kg)
前走時馬体重498kg
POINTダイワメジャー産駒らしいガッチリとした体型で筋肉量が多い。肩のラインも立っていることから、距離延長はあまり良くないタイプ。2000mはギリギリ持つくらい。ただ、パワーは秘めていそうなので、洋芝は大丈夫だろう。状態に関してだが、大阪杯の時は彫刻のように筋肉が浮き上がっていたのに対し、今回はやや緩んでいる印象。太め感はないが、ここは一叩きと見たほうが良さそうだ。

アルティマブラッド

(牝5、栗東・音無厩舎)

シンボリクリスエス
アルティマトゥーレ
母父フジキセキ
通算成績24戦5勝
連対時平均馬体重473kg (最高:480kg) (最低:466kg)
前走時馬体重474kg
POINT正方形のシルエットでやはり適性は短いところ。しかし、短距離しか走れないような体型ではなく、デビューからマイルを使われていたのも納得。ゆえに、1分7秒台の持ち時計はあるものの、絶対的なスピード勝負になるとやや苦しいかもしれない。黒光りする馬体は非常に見栄えがする。毛艶も良く、体調はかなり良さそうに見えるので、マークは必要だろう。

エイシンブルズアイ

(牡6、栗東・野中厩舎)

Belgravia
Miss Fear Factor
母父Siphon
通算成績23戦5勝
重賞勝利 16年オーシャンS(G3)
連対時平均馬体重462kg (最高:474kg) (最低:452kg)
前走時馬体重470kg
POINT筋肉量が多いガッチリとした造りでいかにも短距離馬といった雰囲気。いつも休み明けでもキッチリ仕上がってくるタイプで、今回も薄っすらと肋骨が見えるようにこのレースに向けて調整されてきた。状態自体に不安は無いものの、充実していた頃と比較してやや迫力不足なのは否めない。レースまでにどこまで上昇できるか。

キングハート

(牡4、美浦・星野厩舎)

オレハマッテルゼ
ラブハート
母父マイネルラヴ
通算成績20戦5勝
連対時平均馬体重478kg (最高:492kg) (最低:462kg)
前走時馬体重492kg
POINT前走の函館スプリントSで2着。近走は安定した戦績を残しているように馬体は非常に充実している。近年の活躍馬にしては珍しい平尻の馬で、瞬発力には欠けるものの、長く良い脚を使うことができる。なだれ込むような好走が多い理由の1つと言ってもいいだろう。銭型も浮いて気配は抜群に良い。筋肉の張りも素晴らしい状態で、函館からの転戦も全く関係ないだろう。勝ち馬に一番近い存在と見た。

ダイアナヘイロー

(牝4、栗東・福島信厩舎)

キングヘイロー
ヤマカツセイレーン
母父グラスワンダー
通算成績15戦5勝
連対時平均馬体重462kg (最高:470kg) (最低:454kg)
前走時馬体重470kg
POINT牝馬にしては立派な胴回りで、腹袋が大きい。リファールの血が出ている印象だ。胸前~肩周りの筋肉がかなり発達しており、やや前輪駆動的なところはあるものの、優れたパワーを秘めていそう。スピード能力は高い。馬体の張りも良く、体調は良さそうに見えるのでここでも期待できそう。この馬は高速馬場向きなので、良馬場でこそ真価を発揮するだろう。

ファインニードル

(牡4、栗東・高橋忠厩舎)

アドマイヤムーン
ニードルクラフト
母父Mark of Esteem
通算成績19戦5勝
連対時平均馬体重466kg (最高:480kg) (最低:458kg)
前走時馬体重464kg
POINTオープンに上がったばかりだが、キングハートと甲乙つけがたい状態の良さがある。特に胸前の筋肉は丸みを帯びて盛り上がっており、トモの筋肉もミスプロ系らしい真四角で、はち切れんばかりの張り。間隔が開いた割には腹回りもスッキリとしており、状態万全、100%のデキ。小倉でのスピード勝負にも対応できるはずで、こちらも勝ち負けに期待したい。

ミッキーラブソング

(牡6、栗東・橋口慎厩舎)

キングカメハメハ
コイウタ
母父フジキセキ
通算成績29戦6勝
連対時平均馬体重460kg (最高:472kg) (最低:450kg)
前走時馬体重462kg
POINT阪急杯からの休み明けとなるが、この休養で馬体がボリュームアップした印象で、春先よりも良い状態に映る。ただ、造り的に1200mのスペシャリストというよりは、1400~1600mくらいが向きそうな馬なので、スピード勝負に対応できるかが焦点。毛艶も光っており、胸前の筋肉も盛り上がっている。スンナリ好位置が取れれば一発があっても不思議ではない。

札幌記念

北九州記念

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