フローラS

マイラーズC

オハナ

(牝3、美浦・堀厩舎)

ディープインパクト
ハウオリ
母父キングカメハメハ
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重412kg (最高:412kg) (最低:412kg)
前走時馬体重414kg
POINT410キロほどと馬体重は軽い馬だが、筋肉量が豊富で、数字以上に大きく見せる点に好感。ディープインパクト産駒であるが、飛節の造りは母父のキングカメハメハが出ているが、トモの骨格自体は実にディープ産駒らしい形をしている。父と母父の特徴を受け継いでおり、体型的にはマイルがベストの印象。2000m戦でどのようなレース運びをするかがカギ。体調面で不安は無く、体の減りやすい馬だけに腹回りを立派に見せている点は評価できる。
今週のイチオシ

サトノワルキューレ

(牝3、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
ヒアトゥウィン
母父Roi Normand
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重456kg (最高:462kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT牡馬かと見間違うような立派な骨格で、良い意味で牝馬らしくない体型をしている。胴は長めで、ゆったりとした走りでこそ持ち味の末脚が活きそうな印象。イメージ的には昨年このレースで3着した、フローレスマジックに近い。ディープインパクト産駒らしく蹄の薄い馬で、馬場が綺麗な東京開幕週は願ってもない好条件。薄っすらと肋骨を感じるほど馬体は引き締まっており、勝ち負けが期待できそうだ。
公開当初はレーツェルをイチオシに挙げていたが、鼻出血により回避。次点で推したいこの馬にスライドさせて頂く。

サラキア

(牝3、栗東・池添学厩舎)

ディープインパクト
サロミナ
母父Lomitas
通算成績2戦1勝
連対時平均馬体重436kg (最高:436kg) (最低:436kg)
前走時馬体重430kg
POINTいかにも小柄な牝馬といった印象で、優れた瞬発力を長く繰り出すことのできる斜尻直飛は父ディープインパクトからの遺伝と見て良いだろう。長駆短背と言われているように背中のラインが短い馬で、形通りなら距離はある程度延びても対応はできそう。全体的に成長途上の雰囲気であるし、今後まだまだ良くなっていきそう。肋骨が浮いて見えるので、これ以上減らしたくはないか。

ノームコア

(牝3、美浦・萩原厩舎)

ハービンジャー
クロノロジスト
母父クロフネ
通算成績3戦2勝
連対時平均馬体重441kg (最高:446kg) (最低:436kg)
前走時馬体重460kg
POINTハービンジャー産駒らしく全体的に緩さを残す立ち姿。それでも全体のバランスは良く、今後走ってきそうな雰囲気のある馬。父の産駒にしては胸のラインが立っており、前脚の可動域のことなどを考えると、距離は2000mくらいまでが限界かもしれない。欧州血統らしく腹袋の立派な馬で、底力を発揮するような淀みない流れでパフォーマンスを上げてくる可能性もある。ここでもマークは必要だ。

レッドベルローズ

(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)

ディープインパクト
レッドファンタジア
母父Unbridled’s Song
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重453kg (最高:456kg) (最低:450kg)
前走時馬体重450kg
POINT450キロ前後の馬体重も、筋肉量が豊富なこともあって数字以上に立派に見せる馬体の造り。ディープインパクト産駒らしい柔らかみがある一方、胸前の筋肉が立派で、パワーにも富んでいる印象。今回は血管が全身に浮いているように皮膚を薄く見せており、使う度に体調は上昇傾向にある。クイーンCは不利を受けたのも痛かった。素質はオープンでも通用するものがあるはずなので、上位争いに期待したい。

レーツェル

(牝3、美浦・伊藤大厩舎)

マンハッタンカフェ
ミスティーク2
母父Monsun
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重474kg (最高:474kg) (最低:474kg)
前走時馬体重474kg
POINT【鼻出血により出走回避】バランスの良い立ち姿で、ムダ肉の少ない体型。父がマンハッタンカフェということもあり、距離は延びたほうが良いタイプだろう。母系を遡るとサドラー系を内包しているように、血統の裏打ちもできている。いかにもオークスに出てきそうな1頭、という印象を受けた。今回は休み明けでのレースとなるが、腹回りはスッキリとしていきなり動ける態勢。毛艶も良く、体調はかなり良さそう。勝ち負けを意識できる存在。

エアスピネル

(牡5、栗東・笹田厩舎)

キングカメハメハ
エアメサイア
母父サンデーサイレンス
通算成績15戦4勝
重賞勝利 17年富士ステークス(G3)
17年スポニチ賞京都金杯(G3)
15年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重480kg (最高:484kg) (最低:476kg)
前走時馬体重480kg
POINT正方形のシルエットでマイラーらしい体型。筋肉量が豊富で、特にトモは昨年秋のマイルCSよりも逞しく映る。休み明けということで目イチの仕上がりというワケではなさそうだが、肋骨も薄っすらと確認することができるし、太め感はない。毛艶も上々で、体調面に不安はなさそうだ。2歳時から一線級で走っている馬だが、ココに来ての成長が感じられる1頭。勝ち負けが期待できそうだ。

グァンチャーレ

(牡6、栗東・北出厩舎)

スクリーンヒーロー
チュウオーサーヤ
母父ディアブロ
通算成績31戦3勝
重賞勝利 15年日刊スポシンザン記念(G3)
連対時平均馬体重462kg (最高:478kg) (最低:440kg)
前走時馬体重470kg
POINT腹回りのラインに対してやや背中が長く見える体型。一瞬の切れというよりも長く脚を使わせるような展開が向いているイメージ。飛節の角度、全体のバランスが整っており、胴自体はそこまで長くないので距離はマイル前後に限られるが、比較的コースを問わない走りができるタイプではないだろうか。青鹿毛の馬体は黒光りして見栄えがするし、毛艶も抜群。3月に2走しているが疲れは微塵も感じさせない。好勝負できるはずだ。
今週のイチオシ

サングレーザー

(牡4、栗東・浅見厩舎)

ディープインパクト
マンティスハント
母父Deputy Minister
通算成績12戦5勝
重賞勝利 17年毎日放送賞スワンS(G2)
連対時平均馬体重474kg (最高:482kg) (最低:466kg)
前走時馬体重482kg
POINTこのきょうだいは身長が高い一方、やや薄手の印象を与える馬が多いのだが、昨秋からしっかりと間隔を開けたこともあって、明らかに馬体に幅が出てきた。クビ差しから肩周りにかけてボリュームアップしており、確かな成長を感じる。斜尻で瞬発力に秀でた形をしているが、そこに力強さがプラスされてきたのは非常に好印象。休み明けだが太めが残っているところもなく、好仕上がり。勝ち負けに期待したい。

ダッシングブレイズ

(牡6、栗東・吉村厩舎)

Kitten’s Joy
Blazing Bliss
母父Honour and Glory
通算成績20戦7勝
重賞勝利 17年エプソムカップ(G3)
連対時平均馬体重487kg (最高:504kg) (最低:476kg)
前走時馬体重512kg
POINT胴が詰まり気味で、正方形のシルエット。1800mでも勝利を挙げているが、やはりベストの距離はマイルだろう。外国産馬らしい体型で筋肉量が豊富。加齢とともに筋肉が少しずつ硬くなってきたこともあって、サンデー系のような一瞬の切れ味よりもスピードの絶対値を生かすような、長く脚を使わせる展開でパフォーマンスを上げて来そう。ペースはある程度流れてほしいはず。毛艶も光っており、体調には何ら不安無い状態だ。

ブラックムーン

(牡6、栗東・西浦厩舎)

アドマイヤムーン
ロイヤルアタック
母父ジェネラス
通算成績24戦8勝
重賞勝利 18年スポニチ賞京都金杯(G3)
連対時平均馬体重492kg (最高:504kg) (最低:480kg)
前走時馬体重500kg
POINT肩のラインが立っている馬で、胴も短めなことから距離には限界があるタイプ。飛節の折りが深く、ナナメになっている仙骨の形状を見てもわかるように瞬発力に秀でた形。一瞬の脚は速い部類に分けられるだろう。前回の立ち写真と比較するともうワンランク、トモのボリュームが欲しいところではあるが、毛艶も良いし、十分に動ける態勢は整っていると言えるだろう。

モズアスコット

(牡4、栗東・矢作厩舎)

Frankel
India
母父Hennessy
通算成績8戦4勝
連対時平均馬体重485kg (最高:488kg) (最低:478kg)
前走時馬体重488kg
POINTスピード能力の高い、正方形のトモ。キ甲がまだ抜け切っていないように成長途上であるが、この完成度で重賞を勝ち負けしている辺り、素質の高さが窺えるというもの。近走は1400m戦を使われており、マイルは昨年の秋以来となる。筋肉量が豊富で、シルエット的に距離が延びて良いタイプとは言えないものの、絶対能力の高さでこなせる範囲内。前走よりも明らかに馬体の張りが良くなっており、状態アップが見込めそう。好勝負できる。

フローラS

マイラーズC

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