オジュウチョウサン

(牡7、美浦・和田郎厩舎)

ステイゴールド
シャドウシルエット
母父シンボリクリスエス
通算成績24戦14勝
重賞勝利 16~18年中山グランドジャンプ(JG1)
16~17年中山大障害(JG1)
16~17年東京ハイジャンプ(JG2)
17年阪神スプリングJ(JG2)
16年東京ジャンプS(JG3)
連対時
平均馬体重
508kg (最高:514kg)
(最低:500kg)
前走時馬体重512kg
POINT
500キロを超える大型馬で、クビさしも太く胸前の筋肉も立派。全体的に肉付きが良く、バンケットなど激しい起伏のある障害コースで鍛え上げられたのだろう、パワーに秀でたタイプだ。一方で馬体全体のシルエットも美しく、バランスの良さが光る。極端な瞬発力勝負になると厳しそうだが、純粋に立ち姿だけを他の平地G1馬たちと比較して全く見劣るところは無い。肋骨も薄っすらと見え、筋肉のスジが浮かび上がるほど馬体は引き締まっている。毛艶も文句なしの状態で、大一番に向け完璧な仕上がりで挑めるだろう。

キセキ

(牡4、栗東・中竹厩舎)

ルーラーシップ
ブリッツフィナーレ
母父ディープインパクト
通算成績14戦4勝
重賞勝利 17年菊花賞(G1)
連対時
平均馬体重
493kg (最高:504kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重504kg
POINT
背中の長い体型で、中長距離を走るのに適した造り。距離延長は全く問題無いが、ストライドが大きく広いコースで長く脚を使うレースが向いているため、コーナーが6回ある中山芝2500mは決して合っている舞台とは言えない。ただ、近走は自らハナを切ってマイペースに持ち込む競馬で好走しているため、動き出しのタイミングを自ら調整出来るようなら苦にはならないか。秋4戦目となるが馬体の張りも引き続きキープしており、体調自体は問題なさそう。一つ気になる点と言えば、前走で見られなかった左前の接着装蹄か。天皇賞時は右前蹄が接着だったことを覚えておきたい。

クリンチャー

(牡4、栗東・宮本厩舎)

ディープスカイ
ザフェイツ
母父ブライアンズタイム
通算成績12戦3勝
重賞勝利 18年京都記念(G2)
連対時
平均馬体重
480kg (最高:486kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重488kg
POINT
腹袋が大きくゆったりとした造りをしており、やや太めに映るがこれはいつものこと。中長距離を主戦場としている馬の中では全体的に重厚感のある形をしており、パワーに特化した馬体構造。蹄の角度も立ち気味で蹄底に厚みもあり、道悪・荒れ馬場のような多少時計が掛かる馬場状態も難なくこなす。今回は凱旋門賞遠征からの休み明けで、今季最も好仕上がりだったと見ている天皇賞(春)時と比較すると若干の緩さを感じるものの、筋肉量は相変わらず維持しており立ち姿自体には迫力がある。レース当週でもう一絞り出来るようなら楽しみ。

サウンズオブアース

(牡7、栗東・藤岡健厩舎)

ネオユニヴァース
ファーストバイオリン
母父Dixieland Band
通算成績29戦2勝
連対時
平均馬体重
499kg (最高:506kg)
(最低:488kg)
前走時馬体重490kg
POINT
筋肉量が豊富で、全体にガッシリと見せる体型。ネオユニヴァース産駒にはこのように骨量・筋肉量の多い馬が多く、7歳ながら迫力のある立ち姿を披露している。さすがに全盛期と比較して後肢の筋肉は衰えを感じさせるが、それでも未だに太い血管が浮き上がっており、年齡を考えれば立派だ。重厚感のある造りである分、東京での切れ味・スピード勝負になると分が悪い。パワーを要する中山へのコース替わりはプラスに働くだろう。毛艶も良好で引退レースに相応しい好仕上がりだ。

サクラアンプルール

(牡7、美浦・金成厩舎)

キングカメハメハ
サクラメガ
母父サンデーサイレンス
通算成績25戦4勝
重賞勝利 17年札幌記念(G2)
連対時
平均馬体重
472kg (最高:484kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重468kg
POINT
キングカメハメハ産駒らしい肉付きの良い体型で、筋肉量が豊富。決して窮屈な造りではないものの、胴周りにゆとりのある形をしているワケではないので、本質的に2500mという距離はやや長い。ただ、筋肉量の多さもあってパワーを要する競馬場や馬場を得意としているため、坂のある中山コースは得意。折り合いも付くタイプなので、距離も対応可能だ。下腿部には血管が網目状に浮き上がっており、馬体の張りは相当。天皇賞でも6着とさほど負けておらず、腹周りがふっくらして見えるのは前走で減った分。直線で不利を受けた昨年の悔しさを晴らすことのできる好仕上がり。

サトノダイヤモンド

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
マルペンサ
母父Orpen
通算成績17戦8勝
重賞勝利 18年京都大賞典(G2)
17年阪神大賞典(G2)
16年有馬記念(G1)
16年菊花賞(G1)
16年神戸新聞杯(G2)
16年きさらぎ賞(G3)
連対時
平均馬体重
502kg (最高:512kg)
(最低:498kg)
前走時馬体重504kg
POINT
バランスの良さ、シルエットの美しさは現役トップクラス。四肢をスラッと見せているように脚自体が長く、胴も前後に伸びが合って長く見える体型。ストライドも大きく綺麗で、中長距離戦向き。距離延長は好材料と考えて良いだろう。トモの張りも悪くなく、毛艶も整っており体調面での不安は無さそう。ただ、今回は腹周りをふっくらと見せているように、この馬としては比較的ゆとりある造り。細く映るくらいの時に好走することが多い点はやや気になる。蹄は薄いタイプのため、できれば良馬場で走らせたい。

シュヴァルグラン

(牡6、栗東・友道厩舎)

ハーツクライ
ハルーワスウィート
母父Machiavellian
通算成績27戦7勝
重賞勝利 17年ジャパンカップ(G1)
16年アルゼンチン共和国杯(G2)
16年阪神大賞典(G2)
連対時
平均馬体重
471kg (最高:480kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重468kg
POINT
胴長、脚長のハーツクライ産駒らしい造りをした馬で、典型的な中長距離タイプ。背中も長いことから雄大なストライドで走る馬で、広いコース向き。小回りの中山は決して得意とは言えないだろう。心肺機能は現役トップクラスなので、長く脚を使わせるような展開が向いているのでは。一叩きされたジャパンCが目イチの仕上げだったため、そこから更に良くなった…という雰囲気は無いものの、馬体の張りと毛艶は相変わらず良い状態をキープ。速い時計で走った疲労の色は全く感じられず、ここも上位争いに期待。

スマートレイアー

(牝8、栗東・大久龍厩舎)

ディープインパクト
スノースタイル
母父ホワイトマズル
通算成績34戦9勝
重賞勝利 17年京都大賞典(G2)
14、16年サンスポ杯阪神牝馬S(G2)
16年東京新聞杯(G3)
連対時
平均馬体重
466kg (最高:476kg)
(最低:460kg)
前走時馬体重478kg
POINT
スラッとした脚、角度の付いた仙骨。ディープインパクト産駒に多く見られる形で、シルエットが整っていてバランスが良い。近走は後ろから末脚を伸ばす競馬を続けているが、過去には先行策から押し切って勝利を収めたこともあり、自在な競馬が出来るのはバランスの良さも関係しているのだろう。8歳の暮れを迎え、さすがに筋肉量の衰えが目に見えるようになってきた。現状の造りならスピード勝負にならない中距離以上が合っているかもしれない。状態自体は大きく変動せず、良い意味で平行線のデキといったところか。
今週のイチオシ

パフォーマプロミス

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

ステイゴールド
アイルビーバウンド
母父タニノギムレット
通算成績15戦7勝
重賞勝利 18年アルゼンチン共和国杯(G2)
18年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重
450kg (最高:454kg)
(最低:438kg)
前走時馬体重454kg
POINT
馬体重450キロほどと牡馬にしては小柄な部類に入るが、付くべきところに筋肉が付いており、バランスも良いため小さく見せない。6歳馬だが休養期間が長かったため全く使い減りしておらず、以前の立ち写真から順を追って見ていくと、確実に馬体がパワーアップしていることを実感できる。京都大賞典を回避する直前の写真と比較してもトモの張りとボリュームは段違いで良化しており、これならG1でも格負けしない。小脚を使えるタイプなので小回りコースも難なくこなし、実際にこのコースで勝利歴もある。充実一途といった雰囲気で、勝ち負けまで期待できる。

ブラストワンピース

(牡3、美浦・大竹厩舎)

ハービンジャー
ツルマルワンピース
母父キングカメハメハ
通算成績6戦4勝
重賞勝利 18年新潟記念(G3)
18年毎日杯(G3)
連対時
平均馬体重
523kg (最高:530kg)
(最低:520kg)
前走時馬体重530kg
POINT
530キロを超える雄大な馬格の持ち主で、筋肉量は勿論のこと、骨格自体も大きい。とにかくスケール感のある馬だ。やや太く見せてしまうほど肉付きの良い馬で、馬体のシルエットを考慮しても長距離タイプといった雰囲気ではない。上限は2400mくらいまで、ベストの距離は2000m前後なのでは無いだろうか。跳びが大きいため小回りコースはあまり向いておらず、脚の使い所がカギとなるだろう。菊花賞からの直行となるが、トモには大きなスジが浮いており仕上がりは上々。あと1週あれば更に引き締まった姿を披露してくれるはずだ。

マカヒキ

(牡5、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ウィキウィキ
母父フレンチデピュティ
通算成績14戦5勝
重賞勝利 16年東京優駿(G1)
16年ニエル賞(G2)
16年報知杯弥生賞(G2)
連対時
平均馬体重
500kg (最高:506kg)
(最低:496kg)
前走時馬体重494kg
POINT
500キロ近い大柄のディープインパクト産駒。母父フレンチデピュティからの遺伝か肩周りの筋肉量が豊富で、肘付きがハッキリとしている。天皇賞(秋)時にはイチオシとして指名したように、立ち姿は一時期よりも良く見せるようになってきた。ジャパンCを回避しての有馬記念参戦だが、馬体はパンとして張っており、状態自体に問題は無さそう。ダービーを勝っているため東京向きと思われがちだが、そのダービーでは狭いところを割って出たように、一瞬の加速力も兼ね備えている。小回りの中山芝2500mは意外と合う条件かもしれない。巻き返しに期待している。

ミッキースワロー

(牡4、美浦・菊沢厩舎)

トーセンホマレボシ
マドレボニータ
母父ジャングルポケット
通算成績11戦3勝
重賞勝利 17年朝日セントライト記念(G2)
連対時
平均馬体重
487kg (最高:494kg)
(最低:482kg)
前走時馬体重482kg
POINT
現役古馬の中でもバランスの良さはトップクラス。筋肉量も多いので立ち姿は非常に見栄えする。トーセンホマレボシ-ディープインパクトと続く血統の影響か、斜尻直飛でディープインパクトの特徴を前面に示した後躯の造り。長く良い脚を使える構造なので、中山ならば内回りの2500mより、外回りの2200mがベストの条件だ。ジャパンCを使って馬体の良化が顕著であり、叩いた上積みは確実に感じる。冬場とは思えないほど毛艶も良く、体調面の良さが窺える立ち写真だ。好勝負になるだろう。

ミッキーロケット

(牡5、栗東・音無厩舎)

キングカメハメハ
マネーキャントバイミーラヴ
母父Pivotal
通算成績23戦5勝
重賞勝利 18年宝塚記念(G1)
17年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重
476kg (最高:482kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重474kg
POINT
キングカメハメハ産駒らしいボリュームのある体つきで、数字以上の迫力を感じさせる。筋肉量が多いので、直線に坂がある中山のようなパワーを要するコースは合っていそう。蹄底も厚めで立っており、道悪になってもパフォーマンスを落とすことは無さそうだ。ジャパンCを右トモの筋肉痛で回避したが、背中には銭形が浮いているように代謝の良さが窺え、右トモは写真に映っていなくとも後躯の筋肉量が低下した印象は全く無い。本質は中距離馬だが、シルエット的にも2500mは十分こなせる範囲。巻き返しの可能性も十分。

モズカッチャン

(牝4、栗東・鮫島厩舎)

ハービンジャー
サイトディーラー
母父キングカメハメハ
通算成績13戦4勝
重賞勝利 17年エリザベス女王杯(G1)
17年サンスポ賞フローラS(G2)
連対時
平均馬体重
471kg (最高:476kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重490kg
POINT
元々の体型的に背中がやや垂れているように見える馬だったが、歳を重ねることによって解消。キ甲から背中、腰角~仙骨のラインも整いつつあり、いよいよ本格化してきた印象を受ける。エリザベス女王杯時もイチオシとしたように休み明けとは思えない好仕上がりだったものの、実戦に行って動き切れなかったのはブランクの影響も少なからずあっただろう。この秋は目標のレースを一戦パスした分、まだまだ元気いっぱいの印象で、キ甲周辺には銭形が浮いて体調が良いことを示している。2500mの距離も対応可能のはずで、妙味込みでこの馬を二番手評価としたい。

リッジマン

(牡5、栗東・庄野厩舎)

スウェプトオーヴァーボード
アドマイヤモンロー
母父Caerleon
通算成績22戦5勝
重賞勝利 18年ステイヤーズS(G2)
連対時
平均馬体重
443kg (最高:452kg)
(最低:426kg)
前走時馬体重446kg
POINT
スウェプトオーヴァーボード産駒は短距離を主戦場とする馬が多いが、この馬は長距離で好成績を残している異質なタイプ。とはいえ馬体構造は決して純粋なステイヤーといった印象ではなく、実際に若駒時には短距離レースを使われているように、短いところにも十分対応出来る体型をしている。恐らく心肺機能が相当に高く、馬格も450キロ弱と小柄でコントロールも利く気性だったため、持ち前のスタミナが開花したのだろう。目を引くような筋肉量の馬ではないが、馬体の張りは上々で自身の力は遺憾なく発揮出来そうだ。

レイデオロ

(牡4、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績11戦7勝
重賞勝利 18年天皇賞(秋)(G1)
18年産経賞オールカマー(G2)
17年東京優駿(G1)
17年神戸新聞杯(G2)
16年ホープフルステークス(G2)
連対時
平均馬体重
479kg (最高:484kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重482kg
POINT
キングカメハメハ産駒らしく筋肉量が豊富。前脚がやや短いシルエットで、これは半兄ティソーナ、全弟レイエンダにも共通する特徴。ダービー馬ではあるが、本質的にはあまり距離が延びて良いタイプとは思えず、中山2500mは純粋に距離だけ見ればやや長い。コーナーが多い分、どこまで息を入れられるかがカギになりそうだ。ただ1週前に軽め調整を余儀なくされた天皇賞(秋)と比較して、馬体は著しく良化しており、トモの筋肉はクッキリとスジが浮き上がり、まるで彫刻のよう。距離とコースを考慮してイチオシとはしなかったが、仕上がりに関してケチを付けるところは微塵も無い。
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