【函館記念】人気馬はどれも危険!波乱重賞の"消しデータ"を2つ紹介…競馬JAPAN

中京記念

函館記念

ギルデッドミラー

(牝3、栗東・松永幹厩舎)

オルフェーヴル
タイタンクイーン
母父Tiznow
通算成績7戦2勝
連対時
平均馬体重
470kg (最高:472kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重468kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている、瞬発力タイプの体型。十分な筋肉量を備えつつ、立ち姿からは牝馬らしい素軽さを感じる。骨格のバランスも整っており、絶対的な能力の問われやすい阪神外回りコースは、持ち前の末脚を存分に発揮できる舞台と言っていいだろう。馬場状態に関わらず安定した成績を収めているが、本質的には良馬場のほうがいい。前走よりも筋肉の輪郭がハッキリと浮き上がってきていて、短期間でより完成度が高まってきた印象。腹周りもスッキリとした造りで、仕上がりは万全。
今週のイチオシ

ケイアイノーテック

(牡5、栗東・平田厩舎)

ディープインパクト
ケイアイガーベラ
母父Smarty Jones
通算成績20戦3勝
重賞勝利 18年NHKマイルカップ(G1)
連対時
平均馬体重
459kg (最高:468kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重464kg
POINT
がっしりとした形の筋肉質なディープインパクト産駒で、数字以上の迫力・逞しさを感じさせる立派な立ち姿。以前よりもムダ肉が削げてきた印象があり、キ甲が伸びて骨格も完成。長らく勝利からは遠ざかっているものの、前走も強敵相手に5着と善戦したように、馬体面では依然として充実している。繋ぎが立ち気味で蹄にも十分に厚みがあるため、高速決着だけでなく、時計の掛かる馬場状態でも持ち前のパワーを発揮できそう。開催後半で傷みが出てきている阪神の芝コースもマッチしそうだ。G1の後でも馬体は萎むことなく、前駆・後躯ともに十分な張りを感じさせる点は好印象。

ソーグリッタリング

(牡6、栗東・池江寿厩舎)

ステイゴールド
ソーマジック
母父シンボリクリスエス
通算成績26戦7勝
連対時
平均馬体重
479kg (最高:488kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重486kg
POINT
胸前から肩周りの筋肉が盛り上がるように発達しており、トモの容量も大きい。均整の取れたシルエットが美しく、総合力の高さが伝わってくる好馬体の持ち主。掲示板を外したのは過去2回のみと抜群の安定感を示している点も頷ける。阪神芝1600mでも十分に力を発揮できるだろう。エプソムCは不良馬場ながら2着と好走したものの、蹄は薄く、本来は時計の出る馬場状態が合っているタイプ。その前走は毛艶、馬体の張り共に申し分のない状態だっただけに、6歳夏を迎えて地力が強化されてきたと見て良いだろう。今回も変わらずいい状態をキープできている。

トロワゼトワル

(牝5、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
セコンドピアット
母父ハーツクライ
通算成績17戦5勝
重賞勝利 19年京成杯オータムハンデ(G3)
連対時
平均馬体重
461kg (最高:468kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重466kg
POINT
牝馬らしい素軽さがありながら、特に目を引くのは父ロードカナロア譲りの立派なトモ。横幅が広く、丸みを感じさせるほど筋肉が膨らみ、発達していることが分かる。この充実した後躯で強く地面を蹴り、大きな推進力を得られたからこそ、昨年の京成杯AHでレコード勝ちを収めることができた。蹄も薄くベタっとした造りで、良馬場・高速決着向き。最終週を迎え時計が掛かり出した阪神で、持ち前のスピードを活かしてどこまで粘り込めるか。2ヶ月ほど間隔が開いたものの太め感無く仕上がっており、後肢の張りは前走以上と言っていいほど。力は出せる状態に整っている。

プリンスリターン

(牡3、栗東・加用厩舎)

ストロングリターン
プリンセスプライド
母父マンハッタンカフェ
通算成績8戦2勝
連対時
平均馬体重
442kg (最高:454kg)
(最低:432kg)
前走時馬体重450kg
POINT
やや胴が詰まった正方形のシルエット。まとまりを感じさせるマイラー体型で、やはり距離はマイル前後がベスト。背中が短い分、1800mよりは1400mへの適性が高そう。馬体重は前走時で450キロと牡馬の中ではコンパクトにまとまっているが、付くべきところに筋肉が付いていて、存在感は十分。重賞・G1を経験して馬体はだいぶ垢抜けてきた印象があり、徐々に完成度が高まってきた。腹袋は丸みがあって大きく、父ストロングリターンに通ずるロベルト系の特徴が表れている。上がりを要する馬場は合っていそうで、最終週の芝も苦にせず走ることが出来るだろう。前走比較でまだ良化の余地を残しつつも、毛艶は良く、体調自体に問題は無さそうだ。

ベステンダンク

(牡8、栗東・安達厩舎)

タイキシャトル
ユキノマーメイド
母父スペシャルウィーク
通算成績43戦7勝
連対時
平均馬体重
499kg (最高:520kg)
(最低:480kg)
前走時馬体重520kg
POINT
8歳を迎えても依然として豊富な筋肉量と整ったバランスを維持しており、非常に見栄えのする立ち姿を披露している。500キロを超える大型馬でも、決して重苦しさを感じさせない点が好印象。トモの膨らみは前回の写真よりもボリュームアップしているように映り、近走の好成績も決してフロックではないはずだ。前後にまとまりを感じさせる体型で、マイルへの距離短縮はプラスに働きそう。腹袋も父タイキシャトル譲りで膨らむように発達している。上がりの掛かる消耗戦になっても問題なく、最終週のタフな競馬は望むところ。毛艶も光っており、体調の良さが伝わってくる。

プレシャスブルー

(牡6、美浦・相沢厩舎)

ディープインパクト
オンワードミシェル
母父アンバーシヤダイ
通算成績31戦5勝
連対時
平均馬体重
437kg (最高:448kg)
(最低:428kg)
前走時馬体重450kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが長い「長躯短背」と言われる活躍馬に多く見られる体型。また仙骨の角度が傾斜した「斜尻」と飛節が真っ直ぐに伸びた「直飛」はいずれも父ディープインパクトと同じパーツの構造で、瞬発力と持続力を兼ね備えたタイプと考えていい。小回りコースでも勝利を挙げているが、早めに進出した時や、外に持ち出すなど脚を余すことなく繰り出されていた時に好走が目立つ。持ち前の持続力を活かしたスムーズなレース運びができるかどうかが上位進出のカギになりそう。後肢の下腿部には血管が浮き、筋肉の輪郭も浮き上がっている。状態はかなり良さそう。

マイネルファンロン

(牡5、美浦・手塚厩舎)

ステイゴールド
マイネテレジア
母父ロージズインメイ
通算成績22戦4勝
連対時
平均馬体重
461kg (最高:472kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重478kg
POINT
どっしりとした印象のある、低重心に映る立ち姿。牡馬らしいガッシリとした体型で、典型的なパワータイプ。蹄底にも厚みがあって、力を要する洋芝は合っているのだろう。北海道シリーズで好成績を残している点も納得できる。骨格に対して胴に伸びがあり、シルエットは長方形に近い。持続力タイプの体型で、長く良い脚を繰り出してこそ持ち味が活きてくる。直線が短く、先行有利の函館コースでは安定した先行力が強い味方になるだろう。前走との比較は出来ないが、トモの半腱半膜様筋にもスジが浮き上がっているし、下腿部を見ても筋肉の張りは明らか。

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