【金鯱賞】デアリングタクト登場!馬体予想のイチオシは!? フィリーズレビューも診断
2021/3/12(金)
【金鯱賞】デアリングタクト始動!最強牝馬を取り巻く豪華メンバーを徹底分析!…競馬JAPAN
追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!
金鯱賞
フィリーズR
キセキ
(牡7、栗東・辻野厩舎)
父 | ルーラーシップ |
---|---|
母 | ブリッツフィナーレ |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 27戦4勝 |
重賞勝利 |
17年菊花賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 497kg (最高:508kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 516kg |
POINT | |
依然として豊富な筋肉量を維持しており、7歳となったがフィジカル面での衰えは一切感じられない。胴周りに伸びのある持続力タイプの造りで、長く脚を使う舞台・展開で強さを発揮する。先行してもマクっても結果を出している馬ではあるが、中京のコース形態を考えると、前目のポジションから押し切るような競馬が理想的。昨秋は4連戦とハードなローテーションを歩んだが、消耗した雰囲気も無く、非常にタフな印象がある。毛艶、馬体の張りはG1出走時と比較しても良く見えるくらいで、転厩緒戦でもいきなり力を出せそうだ。 |
グローリーヴェイズ
(牡6、美浦・尾関厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | メジロツボネ |
母父 | スウェプトオーヴァーボード |
通算成績 | 13戦5勝 |
重賞勝利 |
20年京都大賞典(G2) 19年香港ヴァーズ(G1) 19年日経新春杯(G2) |
連対時 平均馬体重 | 446kg (最高:456kg) (最低:432kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
背中が短めに映る、伸縮性に優れた瞬発力タイプ。一瞬の加速力に優れており、スローからの決め手勝負に強い。金鯱賞は瞬発力勝負になりやすいため、本番の末脚が活きるレースと言えそうだ。徐々に馬体重が増えて来ているように、以前の写真と比較して逞しくなってきた。キ甲も抜け、筋肉の輪郭も明瞭に浮き上がっている。大事に使われていることもあって、6歳でも馬は若々しい。ジャパンC以来の実戦でも、余分な肉が付きづらいタイプで、引き締まった体つき。中距離のスピード勝負にも対応できそうな素軽い仕上がりで、好調を示している。 |
サトノフラッグ
(牡4、美浦・国枝厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | バラダセール |
母父 | Not For Sale |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
20年報知弥生ディープ記念(G2) |
連対時 平均馬体重 | 491kg (最高:494kg) (最低:486kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | |
胴周りをゆったりと見せる体型で、中長距離への適性を感じさせるフォルム。クビはシャープで長め、肩の角度も傾斜しており、フットワークも雄大で持続力に優れる。金鯱賞は瞬発力勝負になりやすいので、ある程度の位置から早めに進出するような競馬に期待。前走は10キロ馬体重を増やしていたが、今回は更にボリュームアップした印象。それでも元々ムダ肉が付きづらいタイプなので、決して太くは映らない。2000mのスピード勝負なら、むしろパワフルな立ち姿は好印象だ。筋肉の張り具合も前走以上で、大敗後のダメージも感じられない。 |
デアリングタクト
(牝4、栗東・杉山厩舎)
父 | エピファネイア |
---|---|
母 | デアリングバード |
母父 | キングカメハメハ |
通算成績 | 6戦5勝 |
重賞勝利 |
20年秋華賞(G1) 20年優駿牝馬(G1) 20年桜花賞(G1) |
連対時 平均馬体重 | 468kg (最高:480kg) (最低:464kg) |
前走時馬体重 | 474kg |
POINT | |
3歳時よりもやや胴に伸びが出て、父エピファネイアの特徴がより感じられるようになってきた。肩周りやトモには立派な筋肉が付いており、骨格のバランスも整っている好馬体。長く脚を使うような持続力勝負に強い一方で、飛節は曲飛寄りの造りをしており、一瞬の決め手比べになっても問題なし。展開や馬場不問で力を発揮できるはず。ジャパンC出走時よりもキ甲の伸びも感じられるように、完成度も高まって来た。G1前ということもあって良化の余地を残しつつも、4ヶ月ぶりの実戦でも緩さは一切感じられず、毛艶や馬体の張りは申し分ない。良い状態でレースを迎えられそうだ。 |
ブラヴァス
(牡5、栗東・友道厩舎)
父 | キングカメハメハ |
---|---|
母 | ヴィルシーナ |
母父 | ディープインパクト |
通算成績 | 13戦5勝 |
重賞勝利 |
20年新潟記念(G3) |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:492kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 488kg |
POINT | |
母ヴィルシーナと比較しても全体にガッシリとしたフォルムで、筋肉量も多く、前後にまとまりを感じさせる馬体。父キングカメハメハ譲りの大きなトモを有しており、パワフルなキックで中京の坂も問題なくこなせるだろう。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの馬体で、溜めて切れる脚が武器。切れ味勝負になりやすい金鯱賞への適性は高いと見た。以前の写真で確認できた接着装蹄の痕はすっかり消え、蹄の状態も良化している。馬体の張りが素晴らしく、毛艶も光沢があって非常に見栄えする。メンバー中屈指の好仕上がりと言えそうだ。 |
ペルシアンナイト
(牡7、栗東・池江寿厩舎)
父 | ハービンジャー |
---|---|
母 | オリエントチャーム |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 29戦4勝 |
重賞勝利 |
17年マイルチャンピオンS(G1) 17年アーリントンカップ(G3) |
連対時 平均馬体重 | 483kg (最高:500kg) (最低:474kg) |
前走時馬体重 | 500kg |
POINT | |
筋肉質な馬体で、骨格そのものも雄大。バランスも良く、実に迫力のある立ち姿。背中が短く、胴自体が詰まり気味の体型で、瞬間的な反応・切れ味に関してはこの中に入っても上位に分類される。G1で馬券になった際はインコースや馬群を突くようなタイトな競馬で結果を出しており、大型馬ながら立ち回りの巧い点も長所と言えそうだ。前走は2500mの有馬記念を使ったものの、まとまりのある体型からやはり距離はマイル~2000mがベスト。7歳で数を使っている馬ではあるが、依然としてパワフルな馬体をキープしており、衰えは感じられない。銭型も浮き上がっているようにデキもかなり良さそう。 |
ポタジェ
(牡4、栗東・友道厩舎)
父 | ディープインパクト |
---|---|
母 | ジンジャーパンチ |
母父 | Awesome Again |
通算成績 | 8戦5勝 |
連対時 平均馬体重 | 453kg (最高:464kg) (最低:448kg) |
前走時馬体重 | 464kg |
POINT | |
前走時の馬体重が464キロ。数字上こそ際立った馬格ではないものの、付くべきところに筋肉が付いた素軽いフォルムで、骨格のバランスも父似で整っている。トモは横幅も十分にあり、膨らみを感じさせるほど発達している。背中が短めで、腹側のラインが長く映る「長躯短背」の構造。父ディープインパクト同様に瞬発力勝負向きの体型で、キャリア8戦全てでメンバー2位以内の上がりをマークしている。2000mで連勝しているが、まとまりがある分ややマイラー質が強い。将来的には1600mでの競馬も見てみたい。成長余地を残しつつ、筋肉の張りは上々で、強豪の中に混ざっても見劣らない存在感を示している。 |
金鯱賞
フィリーズR
※競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。