【金鯱賞】デアリングタクト始動!最強牝馬を取り巻く豪華メンバーを徹底分析!…競馬JAPAN

追い切りの動きなども踏まえたイチオシ馬、特注馬は金曜日に公開します!

金鯱賞

フィリーズR

キセキ

(牡7、栗東・辻野厩舎)

ルーラーシップ
ブリッツフィナーレ
母父ディープインパクト
通算成績27戦4勝
重賞勝利 17年菊花賞(G1)
連対時
平均馬体重
497kg (最高:508kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重516kg
POINT
依然として豊富な筋肉量を維持しており、7歳となったがフィジカル面での衰えは一切感じられない。胴周りに伸びのある持続力タイプの造りで、長く脚を使う舞台・展開で強さを発揮する。先行してもマクっても結果を出している馬ではあるが、中京のコース形態を考えると、前目のポジションから押し切るような競馬が理想的。昨秋は4連戦とハードなローテーションを歩んだが、消耗した雰囲気も無く、非常にタフな印象がある。毛艶、馬体の張りはG1出走時と比較しても良く見えるくらいで、転厩緒戦でもいきなり力を出せそうだ。

グローリーヴェイズ

(牡6、美浦・尾関厩舎)

ディープインパクト
メジロツボネ
母父スウェプトオーヴァーボード
通算成績13戦5勝
重賞勝利 20年京都大賞典(G2)
19年香港ヴァーズ(G1)
19年日経新春杯(G2)
連対時
平均馬体重
446kg (最高:456kg)
(最低:432kg)
前走時馬体重464kg
POINT
背中が短めに映る、伸縮性に優れた瞬発力タイプ。一瞬の加速力に優れており、スローからの決め手勝負に強い。金鯱賞は瞬発力勝負になりやすいため、本番の末脚が活きるレースと言えそうだ。徐々に馬体重が増えて来ているように、以前の写真と比較して逞しくなってきた。キ甲も抜け、筋肉の輪郭も明瞭に浮き上がっている。大事に使われていることもあって、6歳でも馬は若々しい。ジャパンC以来の実戦でも、余分な肉が付きづらいタイプで、引き締まった体つき。中距離のスピード勝負にも対応できそうな素軽い仕上がりで、好調を示している。

サトノフラッグ

(牡4、美浦・国枝厩舎)

ディープインパクト
バラダセール
母父Not For Sale
通算成績9戦3勝
重賞勝利 20年報知弥生ディープ記念(G2)
連対時
平均馬体重
491kg (最高:494kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重500kg
POINT
胴周りをゆったりと見せる体型で、中長距離への適性を感じさせるフォルム。クビはシャープで長め、肩の角度も傾斜しており、フットワークも雄大で持続力に優れる。金鯱賞は瞬発力勝負になりやすいので、ある程度の位置から早めに進出するような競馬に期待。前走は10キロ馬体重を増やしていたが、今回は更にボリュームアップした印象。それでも元々ムダ肉が付きづらいタイプなので、決して太くは映らない。2000mのスピード勝負なら、むしろパワフルな立ち姿は好印象だ。筋肉の張り具合も前走以上で、大敗後のダメージも感じられない。

デアリングタクト

(牝4、栗東・杉山厩舎)

エピファネイア
デアリングバード
母父キングカメハメハ
通算成績6戦5勝
重賞勝利 20年秋華賞(G1)
20年優駿牝馬(G1)
20年桜花賞(G1)
連対時
平均馬体重
468kg (最高:480kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重474kg
POINT
3歳時よりもやや胴に伸びが出て、父エピファネイアの特徴がより感じられるようになってきた。肩周りやトモには立派な筋肉が付いており、骨格のバランスも整っている好馬体。長く脚を使うような持続力勝負に強い一方で、飛節は曲飛寄りの造りをしており、一瞬の決め手比べになっても問題なし。展開や馬場不問で力を発揮できるはず。ジャパンC出走時よりもキ甲の伸びも感じられるように、完成度も高まって来た。G1前ということもあって良化の余地を残しつつも、4ヶ月ぶりの実戦でも緩さは一切感じられず、毛艶や馬体の張りは申し分ない。良い状態でレースを迎えられそうだ。
今週のイチオシ

ブラヴァス

(牡5、栗東・友道厩舎)

キングカメハメハ
ヴィルシーナ
母父ディープインパクト
通算成績13戦5勝
重賞勝利 20年新潟記念(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:492kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重488kg
POINT
母ヴィルシーナと比較しても全体にガッシリとしたフォルムで、筋肉量も多く、前後にまとまりを感じさせる馬体。父キングカメハメハ譲りの大きなトモを有しており、パワフルなキックで中京の坂も問題なくこなせるだろう。背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの馬体で、溜めて切れる脚が武器。切れ味勝負になりやすい金鯱賞への適性は高いと見た。以前の写真で確認できた接着装蹄の痕はすっかり消え、蹄の状態も良化している。馬体の張りが素晴らしく、毛艶も光沢があって非常に見栄えする。メンバー中屈指の好仕上がりと言えそうだ。

ペルシアンナイト

(牡7、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
オリエントチャーム
母父サンデーサイレンス
通算成績29戦4勝
重賞勝利 17年マイルチャンピオンS(G1)
17年アーリントンカップ(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:500kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重500kg
POINT
筋肉質な馬体で、骨格そのものも雄大。バランスも良く、実に迫力のある立ち姿。背中が短く、胴自体が詰まり気味の体型で、瞬間的な反応・切れ味に関してはこの中に入っても上位に分類される。G1で馬券になった際はインコースや馬群を突くようなタイトな競馬で結果を出しており、大型馬ながら立ち回りの巧い点も長所と言えそうだ。前走は2500mの有馬記念を使ったものの、まとまりのある体型からやはり距離はマイル~2000mがベスト。7歳で数を使っている馬ではあるが、依然としてパワフルな馬体をキープしており、衰えは感じられない。銭型も浮き上がっているようにデキもかなり良さそう。

ポタジェ

(牡4、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ジンジャーパンチ
母父Awesome Again
通算成績8戦5勝
連対時
平均馬体重
453kg (最高:464kg)
(最低:448kg)
前走時馬体重464kg
POINT
前走時の馬体重が464キロ。数字上こそ際立った馬格ではないものの、付くべきところに筋肉が付いた素軽いフォルムで、骨格のバランスも父似で整っている。トモは横幅も十分にあり、膨らみを感じさせるほど発達している。背中が短めで、腹側のラインが長く映る「長躯短背」の構造。父ディープインパクト同様に瞬発力勝負向きの体型で、キャリア8戦全てでメンバー2位以内の上がりをマークしている。2000mで連勝しているが、まとまりがある分ややマイラー質が強い。将来的には1600mでの競馬も見てみたい。成長余地を残しつつ、筋肉の張りは上々で、強豪の中に混ざっても見劣らない存在感を示している。

エイシンヒテン

(牝3、栗東・渡辺厩舎)

エイシンヒカリ
エイシンサンバレー
母父エイシンワシントン
通算成績7戦2勝
連対時
平均馬体重
448kg (最高:452kg)
(最低:444kg)
前走時馬体重440kg
POINT
四肢がやや短めで低重心、胴周りもゆったりとした造りで、持続力に優れている印象。牝馬らしいシャープなフォルムである一方、骨格に対して後躯は十分に発達しており、小気味よいピッチの利く走りと相まって、スタートから軽快なスピードを発揮することができる。長く脚を使えるタイプだけに、脚を余すことなく使える逃げ戦法は体型的にもピッタリ。フィリーズRは決して先行馬有利の重賞とは言えないが、持ち前の逃げ脚で粘り込む競馬に期待。季節的なモノで毛艶は見栄えこそしないが、後肢の下腿部にはハッキリと血管が浮き上がり、馬体の張りは高いレベルで推移している。

オパールムーン

(牝3、栗東・昆厩舎)

ヴィクトワールピサ
コパノマルコリーニ
母父マヤノトップガン
通算成績3戦1勝
連対時
平均馬体重
430kg (最高:436kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重430kg
POINT
430キロ台のコンパクトな馬格で、背中が短く、胴自体が詰まり気味。飛節も「くの字」に折れている曲飛で、一瞬の加速力・瞬発力は世代でも上位の存在。体型的にもマイルより1400mの方がより決め手が活きてきそう。フィリーズRは前半からペースが流れて差し馬が台頭しやすく、レースの質としてもマッチする可能性が高い。キ甲に伸びが感じられ、全体に緩さもさほど感じられず、完成度は比較的高いほう。毛艶や馬体の張りは良好で、体調の良さが伝わってくる。一方、前走以上に腹周りはスッキリとしており、ボディコンディションはやや細め。この状態をレース当日まで維持したいところ。

クープドクール

(牝3、栗東・高橋忠厩舎)

エイシンヒカリ
ブリーボーンズ
母父Hesabull
通算成績4戦2勝
連対時
平均馬体重
457kg (最高:464kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重464kg
POINT
胸前から肩周り、そして横幅の広いトモを有しており、全体に筋肉が主張したパワフルな馬体。胴自体も詰まり気味でシルエットは正方形に近く、筋肉量豊富ながら牝馬らしい軽さもあって、スピード勝負に強そう。1200~1400mで好成績を残している点も納得のスプリンタータイプだ。稍重馬場での勝利があるものの、蹄は薄く、良馬場でこそスピードが活きるはず。背はまだ伸びそうで、古馬になってから本格化した父同様、更に成長してくる可能性は高い。毛艶は光沢があって、体調はかなり良さそう。ムダ肉の無いスッキリとした理想的な仕上がりで、現時点でのベストと言えそうだ。
今週のイチオシ

ゴールドチャリス

(牝3、栗東・武幸厩舎)

トゥザワールド
シルバーチャリス
母父Rainbow Quest
通算成績6戦2勝
連対時
平均馬体重
410kg (最高:414kg)
(最低:406kg)
前走時馬体重414kg
POINT
胴詰まりのシルエットで、肩のラインは立ち気味。ピッチの利く走りが特徴的で、加速力に秀でているタイプ。逃げて初勝利を収めているが、背中は短く走り方からはバネのような伸縮性も感じさせるので、溜めて終いを伸ばすような競馬が合っていると見た。レースの流れに乗って競馬のスタイルを選択できそうな点は強みになる。前走時の馬体重が414キロと牝馬の中でも小柄な馬で、パワーよりも素軽さが武器。綺麗な馬場でこそ真価を発揮すると見た。余分な肉や緩さを一切感じさせず、引き締まった体つきは好印象。休み明けでも仕上がりは万全と見た。

ポールネイロン

(牝3、栗東・矢作厩舎)

オルフェーヴル
イングランドローズ
母父Dansili
通算成績3戦2勝
連対時
平均馬体重
439kg (最高:440kg)
(最低:438kg)
前走時馬体重432kg
POINT
牝馬らしい素軽さを感じさせるフォルムのスピードタイプ。コンパクトにまとまっているが、肩周りやトモなど付くべきところにしっかりと筋肉が付いている。肉付きの豊かなトモで地面を強く蹴り、スタートから素早い加速が可能。骨格に対して胴周りはやや伸びがあるため、持続力を活かす競馬がベスト。逃げて連勝を飾った点も頷ける。重心が低めでスピードの乗りが良く、距離短縮は好材料。季節的なモノで毛艶は見栄えこそしないものの、馬体の完成度はなかなか高く、筋肉の張りも十分。休み明けでもいきなり力を出せるはずだ。

ミニーアイル

(牝3、栗東・武幸厩舎)

ミッキーアイル
アイランドファッション
母父Petionville
通算成績5戦2勝
連対時
平均馬体重
487kg (最高:488kg)
(最低:486kg)
前走時馬体重488kg
POINT
骨格のバランスが整っている馬で、500キロ近い馬格を有しているが、立ち姿は全く重たく映らない。現時点ではやや前駆が勝っている印象があり、後躯はこれから発達してきそうな雰囲気。トモの筋肉はスタートダッシュにも大きく関わっており、中団から末脚を伸ばす競馬が多いのも、まだ後躯に力が付ききっていないからだと考えられる。それでもエンジンが掛かってからの末脚は堅実で、短めの背中を活かした瞬発力勝負は得意。今後成長に伴ってトモが発達してくれば、より好位置から鋭い脚を繰り出せるだろう。馬体全体に引き締まっており、毛艶も良好。現状のベストと言える好仕上がり。

ヨカヨカ

(牝3、栗東・谷厩舎)

スクワートルスクワート
ハニーダンサー
母父Danehill Dancer
通算成績5戦3勝
連対時
平均馬体重
448kg (最高:452kg)
(最低:446kg)
前走時馬体重454kg
POINT
前脚が短く、前傾寄りの重心が特徴的。スピードの乗りが良く、ゲートを出てからの加速力はこの前重心による部分も大きい。前走の阪神JFでも逃げて5着と粘ったように、やはりこの馬はテンから軽快なスピードに乗せたほうが良さが出る。マイルの距離でも見せ場を作ったが、体型的には短距離色が強いため、1400mへの短縮はプラス。キ甲は既に伸びていて、トモもボリューム感たっぷりで張りを感じさせるように、完成度は高め。前回の写真と比較してガラッと変わった点こそ無くとも、張りツヤ抜群で好気配。いい状態でレースを迎えられるだろう。

金鯱賞

フィリーズR

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