【エリザベス女王杯】今年は阪神!例年と違う舞台に向いた馬体は!?G1でイチオシ馬連続好走中!
2021/11/12(金)
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※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!
- 11/13(土)夕方発行
東京スポーツ(エリザベス女王杯の予想を掲載) - 11/14(日)14:45頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京11R~12R)
ウインキートス
牝4
[美]宗像厩舎
父 | ゴールドシップ |
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母 | イクスキューズ 母父:ボストンハーバー |
通算成績 | 19戦5勝[5-6-3-5] |
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前走時馬体重 | 470kg |
470~480キロ台の馬体重で出走しているように、牝馬の中では馬格に恵まれているタイプ。ただ筋肉の付き方はなだらかで、牝馬らしいしなやかさ、柔軟性を感じさせる。素軽さもあり、全体に余分な肉が付いておらず、背中が長めで胴周りもゆったりとした造りで中長距離向きの馬体といえる。阪神内回りは持続力が求められるので、体型的にもレースの流れは合うイメージだ。銭型模様が浮き上がっていた前走ほどではないものの、今回も非常に毛艶が良く、筋肉の張りも引き続きいい状態をキープできている。
ウインマリリン
牝4
[美]手塚厩舎
父 | スクリーンヒーロー |
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母 | コスモチェーロ 母父:Fusaichi Pegasus |
通算成績 | 12戦5勝[5-1-0-6] |
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前走時馬体重 | 472kg |
骨格のバランスが整っていて牝馬らしい素軽さを感じさせる。その一方で付くべきところにしっかりと筋肉が付いており、スクリーンヒーロー産駒らしいパワフルな一面も。腹袋が大きいタイプで、本質的には上がりが掛かるような消耗戦を得意とするタイプ。昨年こそ上がり33秒台の勝負になったものの、本来阪神芝2200mは瞬発力勝負になりづらく、上がりが掛かりやすい。極端な高速決着でなければ十分に力を発揮できるはずだ。気温の低下と共に毛が伸びて毛艶自体はそこまで見栄えがしないものの、体つきは一度使って引き締まってきた。
シャムロックヒル
牝4
[栗]佐々晶厩舎
父 | キズナ |
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母 | ララア 母父:Tapit |
通算成績 | 17戦4勝[4-0-0-13] |
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前走時馬体重 | 502kg |
牝馬の中では比較的、ガッシリとしているタイプで、特に前駆の筋肉は隆起するように発達している。ムダ肉が少ないので軽さがある一方、やはり武器は潜在的なパワー。時計は掛かったほうがいいタイプだろう。四肢は長めでストライドも伸び、追ってからしぶとい持続力を発揮する。今回は同型の先行馬が揃っているため、マイペースで運べるかがカギ。日当たりと季節的に毛が伸びやすい関係で前回ほどの見栄えはしないが、3ヶ月ぶりのレースでも太め感なく仕上がっており、この馬の力は発揮できそう。
ステラリア
牝3
[栗]斉藤崇厩舎
父 | キズナ |
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母 | ポリネイター 母父:Motivator |
通算成績 | 9戦2勝[2-2-2-3] |
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前走時馬体重 | 490kg |
バランスのいい骨格で、肩のラインはやや傾斜しており、前肢の可動域も広い。胴周りにも伸びがあって、2200mの距離も十分に対応可能。馬格もあって高速決着向き。飛節の折りが深い「曲飛」で、バネ感のある造りが特徴的。瞬間的な加速を得意としており、秋華賞でもメンバー2位の上がりをマーク。阪神内回りで直線一気はなかなか難しいものの、中団くらいから前を射程圏に入れることができれば、古馬相手でも侮れない。前走は休み明けながら筋肉の張りが良く、いきなり仕上がっていた。使ってガラッと変わってきた印象こそないが、引き続き好気配。
ソフトフルート
牝4
[栗]斉藤崇厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ストロベリーフェア 母父:Kingmambo |
通算成績 | 17戦4勝[4-1-3-9] |
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前走時馬体重 | 488kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、伸縮性に長けている。飛節はカーブしている「曲飛」タイプで、溜めて瞬発力を活かす競馬が合う。阪神内回りは持続力が問われるため、仕掛けのタイミングと道中の位置取りがカギになりそうだ。繋ぎが非常に長く、クッションの利きそうな造り。脚の回転が速いため多少の雨馬場はこなせるが、本質的には綺麗な馬場でこそ。前走との直接比較はできないが、毛艶はまずまずの状態で、筋肉の張りは良好。ボリューム感のある馬体で充実している。
デゼル
牝4
[栗]友道厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | アヴニールセルタン 母父:Le Havre |
通算成績 | 10戦4勝[4-0-1-5] |
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前走時馬体重 | 484kg |
仙骨の角度が傾斜した「斜尻」と真っ直ぐに伸びた「直飛」が特徴的。父ディープインパクトも同様の構造をしており、長く良い脚を使える点が本馬の長所。接地面積の広い「ベタ蹄」で、良馬場のスピード勝負に向いていそう。近走はマイル前後の距離を使われているが、体型的には中距離タイプで、2200mへの距離延長は問題なし。脚質的に後方からの競馬が濃厚も、持ち前の長続きする末脚を内回りコースで上手く引き出せれば。後肢の下腿部に太い血管がハッキリと浮いていて、馬体の張りは春よりも良く見える。叩いた効果も窺え、デキは上向き。
テルツェット
牝4
[美]和田郎厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ラッドルチェンド 母父:Danehill Dancer |
通算成績 | 9戦6勝[6-0-1-2] |
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前走時馬体重 | 424kg |
前後にまとまりのある体型で、背中が短い。飛節は緩やかにカーブしており、小気味よいフットワークで一瞬の加速力に優れている。420キロ台の小柄な馬ながら、骨格に対して十分な筋肉量を秘めていて、数字ほど華奢に見せない。また胸の縦幅も深く、心肺機能も高そうだ。本質的には高速決着よりも、やや時計が掛かったほうがいい。詰まり気味のシルエットからも距離はマイルがベストの印象で、2200mは若干長い印象。ヴィクトリアマイル出走時よりも馬体にはメリハリが出て、筋肉の輪郭がハッキリと見える。休み明けでも力を出せる状態に仕上がった。
レイパパレ
牝4
[栗]高野厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | シェルズレイ 母父:クロフネ |
通算成績 | 9戦6勝[6-0-1-2] |
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前走時馬体重 | 442kg |
以前はもっと細身な体つきをしていたが、近2走の体重が示す通り、成長と共に馬体がボリュームアップ。たくましい体型へと変化してきた。それでも元来が素軽いタイプで、馬格もコンパクトにまとまっている。ピッチの利く走りでスタートからのダッシュも速い。馬体のサイズ的にも高速決着よりは時計の掛かる条件が合っている。前走は休み明けでやや緩さを感じる仕上がりだった。今回はトモの下腿部に血管が浮き、筋肉の張りは確実に良化している。半腱半膜様筋も前回よりハッキリとスジが入っており、使ってパンプアップ。腹周りを見るとまだ絞れそうな雰囲気も、叩いた効果はアリ。
ロザムール
牝5
[美]上原厩舎
父 | ローズキングダム |
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母 | グレートテン 母父:Caerleon |
通算成績 | 23戦4勝[4-3-4-12] |
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前走時馬体重 | 494kg |
500キロを超える馬体重が示すように、骨格そのものが大きく、また筋肉量も豊富。トモは横幅が広く、父ローズキングダム-キングマンボ系のスピード溢れる造り。曲飛でバネが利いてスタートからのダッシュは速く、安定した先行力に繋がっている。比較的腹袋が大きい体型で、重厚感がある。不良馬場でも好走実績があるように、上がりが掛かるタフな条件は他馬との横比較で有利。今回は同型の逃げ馬が何頭か出走を予定しており、展開がカギになりそう。過去との比較は出来ないものの、毛艶は光沢があって非常に良く見せている。馬体の張りも文句なし。
ランブリングアレー
牝5
[栗]友道厩舎
父 | ディープインパクト |
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母 | ブルーミングアレー 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 18戦6勝[6-5-1-6] |
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前走時馬体重 | 478kg |
父ディープインパクト譲りの斜尻直飛、後肢そのものが長く、やや腰高に映るシルエット。良い脚を長く使う競馬が合っており、胴周りにも伸びがあって持続力勝負に強そう。マイルG1での2着があるものの、体型的には中距離タイプ。スピード勝負でも好走できるくらい充実しているという見方で良いだろう。今なら高速決着でも問題なし。前走は休み明けだった分、馬体の張りに良化の余地があった。今回は一叩きされた効果か体つきがグッと引き締まって、後肢の血管もより明瞭に浮き上がっている。前走以上の状態で出走することができそうだ。
クラヴェル
牝4
[栗]安田翔厩舎
父 | エピファネイア |
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母 | ディアデラマドレ 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 13戦3勝[3-2-4-4] |
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前走時馬体重 | 456kg |
胴周りに程よい伸びが感じられ、父エピファネイア同様に持続力を活かした競馬が合っていそう。デビュー時から30キロ以上馬体重が増えていて、華奢な印象はすっかりなくなった。体つき自体はパワフルで、やや時計の掛かる条件がベストか。阪神芝2200mは先行有利のコースだが、追い込みタイプでも持続型の本馬は最後までしっかり伸びてこられそう。2ヶ月半ぶりのレースでもムダ肉なく仕上がっていて、肋骨が薄っすら感じ取れる理想的なボディコンディション。毛艶も黒光りsいて、体調の良さが伝わってくる。
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バランスのいい体型で、四肢をスラっと見せている。跳びの大きな走りが特徴的で、持続力を問われる展開も苦にしない。オークスでも2着に入っているように、中長距離への対応力も高く、距離延長は不安なし。同じ阪神内回りの秋華賞で結果を出しており、コース適性は高いと見ていいだろう。ただし体型的には細身なタイプで、高速決着よりはやや時計の掛かる条件のほうが良さそう。当日の馬場傾向は要チェック。肋骨がわずかに感じ取れるように、休み明けを一度使った分前走よりも引き締まっている。馬体の張り具合も良好で、激走後のダメージはなさそう。