2月16日(土)
◆京都ダート1800m

ノーチカルチャート(牡、ジャスタウェイ×ヘヴンリークルーズ、栗東・奥村豊厩舎)
母は4勝。母の弟にアルバタックス(5勝)。10日の東京ダート1600m戦を除外になっている。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、CW5F69秒台、1F12秒台前半を楽にマーク。2週前には終い1F12秒を切っており、動きは良好だ。鞍上は武豊騎手。

エターナルディーバ(牝、キングカメハメハ×ミラクルレジェンド、栗東・清水久厩舎)
母は交流含む重賞8勝。全兄グレートタイム(ユニコーンS2着)。10日の東京ダート1600m戦を除外になっている。1週前調教は、ポリトラックで5F70秒台、1F12秒台後半で、併せた新馬に僅かに遅れ。もう少し時計を詰めたい。

◆東京ダート1400m

イベントホライズン(牡、ヴィクトワールピサ×フェアリーライン、美浦・勢司厩舎)
母は新馬勝ち。母の姉に未勝利から1600万まで4連勝したダノンフェアリーがいる。調教は、坂路55秒9-13秒3(馬なり)。除外も考慮に入れているのか速い時計は少なく、これから更にピッチを上げてくるだろう。

ランドスケープ(牝、ジャスタウェイ×ベストロケーション、武井厩舎)
母は5勝、京都牝馬S2着。祖母はダイナアクトレス(重賞4勝)。10日の東京ダート戦は除外。調教は、ウッドで最後に気合をつけ5F69秒台、上り13秒台前半を出し、併せた新馬に先着。2週前までは平凡だったが、調教を積んで動きは良くなりつつある。なお、ここも除外の場合は未勝利戦出走の可能性もある。

2月17日(日)
◆東京芝1800m

エクセランフィーユ(牝、Frankel×エクセレンス、美浦・木村厩舎)
母はフランスオークス3着。2月9日東京芝1600m戦を除外。「一旦放牧に出して成長を促した。前向きだがテンションの上がりやすいところがあるので、そのあたりに気をつけて調整。いいモノは持っている」と木村師。調教はウッドで一杯に4F55秒、1F13秒。これが初めて強めに追った調教なので、この1本で変わり身を見込む。

トランスポーター(牡、トーセンジョーダン×マリアンヌカフェ、美浦・戸田厩舎)
2月9日東京芝1600m戦を除外。「夏の北海道で入厩した際よりもしっかりしてきた。当時から能力はありそうと感じていた馬だし、どんな走りを見せてくれるか」と戸田師。調教は、ポリトラックで強めに5F67秒台後半、1F12秒。目立った時計は出ていないが、本数は重ねられている。

パラダイスリーフ(牡、ディープインパクト×シルキーラグーン、美浦・木村厩舎)
全兄ゼーヴィント(重賞2勝)。調教は坂路56秒7-12秒9(強め)。古馬500万を追走し併入している。前半の時計を考ると、もう少し終いは出してほかったところだが、2週前に比べると良化は見える。

デッドアヘッド(牡、ハーツクライ×ベイトゥベイ、美浦・藤沢和厩舎)
母は北米のG2、G3勝ち馬。2週連続除外になり、9日の東京芝1600m戦でデビューが叶うと思われたが、ルメール騎手が他の馬に騎乗することになり回避。ルメール騎手が騎乗できそうな17日の東京芝1800mに回ることになった。おかげで、このコーナーには4週連続で登場と、お馴染みの馬になってしまった。調教はウッドで5F70秒台、1F13秒台前半を馬なりでマーク。何本も調教を重ねており、仕上げに抜かりはない。

キートス(牝、ハーツクライ×レインボーダリア、美浦・菊沢厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。9日東京芝1600m戦は除外。「弱いところがあるのでじっくりと調整。奥手の印象だが雰囲気は悪くないし、先々は良くなってくる」と菊沢師。調教は北のCコースで5F70秒台、1F13秒台前半を余力十分にマーク。小柄な馬体を考えてか、現状は負荷のかからないダートコースで時計を出すケースが目立っている。鞍上は母の主戦を務めた柴田善騎手。

スタックオンユー(牝、キングカメハメハ×グレースランド、美浦・伊藤大厩舎)
半兄ドリームパスポート(重賞2勝、G1で2着3回)、フロンティア(新潟2歳S1着)。調教は坂路56秒3-13秒8(強め)。まだまだ本数が少なく、これから時計も詰まっていくだろう。

バチェロレッテ(牝、ロードカナロア×パーフェクトジョイ、美浦・古賀慎厩舎)
母は5勝、阪神牝馬S3着。2月9日東京芝1600m戦を除外。調教はウッド5F71秒台、1F13秒台後半を余力をもってマーク。時計は目立たないが、もともと派手な時計を出すことが少ない厩舎なので心配はない。

◆小倉芝2000m

テメノス(牝、ハーツクライ×セレスティアルキャット、栗東・松下厩舎)
3代母は北米G1勝ち馬。CWで一杯に追われ6F81秒台、5F67秒、1F12秒台後半。少し終いはかかったものの、長めから速い時計を出しており仕上がりは上々。

グレートベースン(牡、ハービンジャー×ツルマルオジョウ、栗東・橋口厩舎)
母の兄にツルマルボーイ(安田記念勝ち馬)。2月10日京都芝2000m戦を除外。CWで一杯に6F81秒台、5F66秒台前半、1F12秒台前半の好時計をマークし、古馬500万に先着。初戦から期待できる。

レンジャーガール(牝、ハービンジャー×サンキューアスク、栗東・河内厩舎)
母は3勝、オークス5着。祖母フューチャサンデー(クイーンC1着)。2月10日京都芝2000m戦を除外。坂路54秒2-12秒6(一杯)。新馬と併せて遅れたが、終いの時計は悪くない。

◆未出走馬再入厩

レーヴドゥラメール(牝、ロードカナロア×レーヴディソール、栗東・松下厩舎)
母は阪神JF勝ち馬。母のきょうだいに青葉賞を勝ったアプレザンレーヴ、レーヴミストラルなど活躍馬は多数。昨年12月デビュー予定も、右前脚の筋肉痛で放牧。それも回復しての再入厩となった。一度つくっているので、デビューまでそれほど時間はかからないだろう。