初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『出走情報』
2019/9/5(木)
皆さんこんにちはライター大和屋です。皆さまご無沙汰してしまい申し訳ありません。ごたごたしていたのとぼやぼやしていたのもありまして更新がなかなかできないままに時間がたってしまいました。これからはもう少し真面目に生きていきたいと思っておりますのでご容赦くださいませ。
もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今週末に我が愛馬カリボール(牡3、栗東・須貝尚厩舎)が出走します。調教も動いているようで、鞍上は川田騎手で必勝態勢とのことです。これに勝てば菊花賞という選択肢も出てきます。須貝先生の中にはそういうところも計算に入っているような感じでした。藤井騎手、馬も手の内にいれていて、騎乗機会はいつもうまく乗ってくれていたのに何故乗り替わりなのでしょうかと聞いたところ、ここはなんとしても勝っておきたいので非情と言われるかもしれないが勝利への可能性を少しでもあげるため川田騎手にお願いしたとのことです。
勝てば菊花賞も視野に入るカリボール
こういうことを書いてよいのかわかりませんが、須貝先生としては、なんとしてもここを確実に勝って大きなところへコマを進めたいと考えているようです。ジャス君父で母父バクシンオーの仔が菊花賞はどうなのかとも思いますがクラシックですからね。さらに言えばキタサンブラックの例もあります。とまあそんなことをいろいろと考える前に目の前の一戦に注目したいと思います。重賞で好走している馬に現クラスに実績のある馬などおりますが、前走の勝ちっぷりが本物であることをここでは証明してほしいですね。
そして我が愛馬エオスモン(牝2、栗東・須貝尚厩舎)、次週の牝馬限定の未勝利戦に出走を予定しています。1400mのダート戦、馬体が小さくスピードタイプのような印象を受けていたのでスピードが生かせる芝を使ってくると勝手に思っていましたが、ダートでしたね。ダートでどういう走りを見せてくれるのか?良馬場の芝でどんな走りをするのかとかずっと思ってましたが、芝でもダートでも構いません。なんとか早いうちに良い走りをしていただいて、いろいろな意味で盛り上げてほしいです!いや、マジで頑張ってほしいんですわ。
次週2戦目に挑むエオスモン(5月撮影)
最近一口の馬の調子が激しくよくないので個人的にも競馬があまり盛り上がってきてくれませんでした。秋競馬になりカリボール、エオスモンとぽんぽんと勢いをつけてくれればと思います。カリボールに関してはここを勝てば久しぶりの所有馬のG1出走の可能性も出てきます。頑張って欲しいなあ。とまあそんな感じでふわふわしてはおりますが、次回更新(かはわかりませんが)では夏休み特別寄稿『仕事で仙台のイベントへ行くついでに久慈にいるソウヘイ君を訪ねる旅』を書きたいと思います。まずは週末、全力で応援します。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。