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【チャンピオンズC】リッキー堂々の主役も 「いつもと変わらずに」
2014/12/3(水)
3日、チャンピオンズC(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。コパノリッキー(牡4、栗東・村山厩舎)はCWコースでダノンクリエーターとの併せ馬を敢行。2馬身近く追走する形で徐々にピッチを上げていき、6F83.1-65.8-50.8-37.6-13.0秒でフィニッシュ。外を回った分クビ差ほど遅れての入線となったものの、引き続き好気配を保っている。「最後もしっかりと併せ馬で動けていたし、いい内容の調教が今回も出来たと思います」と村山明調教師も納得の動き。今年、ダート戦線の相関図を塗り替えた新王者が、万全を期して尾張名古屋に乗り込む。
それでも未経験の地とあって、レースの展望については「こればかりはやってみないと分からないところだと思うんですけど、左回りの経験はあるので、不安半分、期待も半分という感じです」と指揮官は慎重に言葉を選んだが、フェブラリーSを筆頭に、船橋でのかしわ記念、そして盛岡開催となったJBCクラシックと、G1級タイトルはいずれも左回りで挙げたモノ。自身の能力さえ発揮すれば、結果はおのずとついてくるだろう。
春は最低人気を覆しての勝利も、今回は1番人気に支持される可能性さえ十分に迎える頂上決戦。今回は多数のファンの声援に応える責務が待っている。
12月7日(日)に行われるチャンピオンズC(G1)の共同記者会見が、栗東トレセンにて行われた。
コパノリッキーを管理する村山明調教師の一問一答は以下の通り。
-:まず、今日の追い切りの指示、感触というのはどうだったでしょう?
村山明調教師:やれば動く馬なので、やりすぎないようというのを注意して、テンの1ハロンを5ハロンの標識のところから15(秒)で入るようにという指示で、指示どおりに乗ってくれたと思います。
-:終いも良かったと思いますが、いかがですか?
村:そうですね。最後もしっかりと併せ馬で動けていたと思います。
-:従来の直前追い切りと比べてはどうでしょうか?
村:いい内容の調教が今回も出来たと思います。
-:前走は強い勝ち方でしたが、改めてその感想を聞かせて下さい。
村:オーナーと一緒に見ていたんですけど、ハナ行った瞬間に“あれ、あれ”っていう感じで。“ハナに行っちゃうの?”という感じだったんですが、結果的にそれで強い勝ち方をしてくれたので、田辺ジョッキーが馬に逆らわずに本当にうまく乗ってくれたと思います。
-:そして大一番の舞台は中京競馬場になります。初めてになりますが、その辺りはどうでしょうか?
村:こればかりはやってみないと分からないところだと思うんですけど、左回りの経験はあるので、不安半分、期待も半分という感じですね。
-:コース形態では、ポイントになりそうなところはどのあたりと見ていますか?
村:スタートして坂があるので、先行するのにちょっと力を使うかなという感じはしますね。
-:また相手も揃ったG1ですけど、この前はハナに行く流れになりました。展開についてはどうお考えでしょう?
村:そのあたりは、本当に強い馬が集まってきているレースなので、ジョッキーの判断に任せた方がいいかなと思っています。
-:今回は特に、ターゲットにされる立場にもなるというG1の舞台ですね。
村:そういう流れになるかもしれないですね。ここまで順調に来ているので。本当に馬もいい状態でレースに臨めると思うので、全力を出し切ってくれたらいいなと思います。
-:オーナー(『Dr.コパ』こと小林祥晃氏)からは何か風水的指南というのはあったんですか?
村:いや、当日にならないと分からないので。当日がオーナーがどう指示されるかというのがありますし、僕らはいい状態に仕上げて、いつもと変わったことをせずに、馬をジョッキーにバトンを渡してあげるというのが仕事だと思うので、特に何か変わったことはしないですね。
-:オーナーといいますと、高松宮記念をコパノリチャードでも勝っているという場所でもあります。
村:そうですね。それはオーナーも昨日一緒に話をしたんですが、やはり中京で高松宮記念を勝って、このレースも勝つことができればいいなという話はしていました。
-:年間のダートのG1を2つ勝つということになりますと、最優秀ダートホースというところもしっかり見えてくる、そういう立場です。
村:僕らは馬をいい状態で送り出すというのが仕事で、その辺は深く考えてないですね。
-:改めて、今回はファンの支持が特に多くなると思いますが、意気込みはいかがでしょうか?
村:フェブラリーSは最低人気でうまく勝つことができて、そこでまた注目が集まって、ファンの方も増えて、それから凄くたくさんの方に声援をいただいて、ここまで来れているので、ここでも皆さんの期待に応えられるようなレースができたらいいなと思います。
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