【ヴィクトリアM】マドレ藤岡康「シッカリ結果を出したい」

【エリザベス女王杯2024】臨戦過程に注意せよ！アノ馬は本当にここ狙い？

提供：重賞トレンドジャッジ
13日、ヴィクトリアM(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。昨年、重賞を3勝したディアデラマドレ(牝5、栗東・角居厩舎)は、藤岡康太騎手が騎乗してCWコースでの調整。道中、パートナーの後ろで脚を溜め、直線でゴーサインが出ると馬なりの楽な手応えのまま、エックスマークを捕らえてゴール。6F84.4－67.8－53.0－38.4－12.0秒をマークした。

前走のマイラーズCでは7着と敗れはしたものの、自身の上がり3Fはマイルのレコードとなる31秒9をマーク。キャリアを重ねて、母・ディアデラノビア譲りの末脚にますます磨きがかかり、その破壊力は最上位といって過言ではない。さらに鞍上は精神面での成長も評価。すべてにおいて右肩上がりで本番を迎える。

母は第1回のこのレースで3着。G1では3度の3着が最高でタイトルに届かなかった。そして、娘のディアデラマドレもG1では昨秋のエリザベス女王杯3着が最高着順。第10回の節目で母子悲願のタイトル奪取となるか、直線で唸る末脚に注目だ。


5月17日(日)に行われるヴィクトリアM(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ディアデラマドレに騎乗する藤岡康太騎手の一問一答は以下の通り。

●スイッチが入った中でコンタクトが取れている

－：まずは前走のマイラーズCを振り返っていただけますか？

藤岡康太騎手：スタートを五分に切って流れに乗った中でと思ったのですが、スタートでタイミング悪く切ってしまったので、ああいった競馬になってしまいました。

－：7着という結果でしたが、上がりは最速の31秒9でした。そこに関してはどう思われますか？

藤：しっかり終いは脚を使ってくれるのでは思っていましたが、こちらの予想以上の脚でした。

－：31秒9というのはやはり凄い数字ですよね。

藤：そうですね。僕自身も31台の末脚というのは体験したことなかったですし。

－：乗っている感覚というのはどうだったのですか？

藤：速いなとは思いましたが、レース自体の上がりも速かったので、そんなに出ているとは思っていなかったですね。

－：レース後なのですが、何か陣営からお話を伺っていますか？

藤：陣営の方からも「使ったあともテンションが上がることなく、順調に来ている」と話は聞いています。

－：1週前の追い切りからお伺いしたいのですが、1週前の馬の様子はいかがでしたでしょうか？

藤：先週の追い切りに関しては僕は騎乗していなかったのですが、映像を見たり、聞いた話によると、凄く順調に来ているという話でした。

－：今日はCWコースで乗られたということなのですが、内容、指示はどういったものだったのでしょうか？

藤：東京への輸送もありますし、ある程度仕上がっているとのことだったので、確認の追い切りだったのですが、シッカリと後ろで折り合いも付きましたし、その中で、こちらが指示を出した中で我慢できるかというのも、いろいろと確認できて、凄くいい内容だったと思います。

ディアデラマドレ

▲僚馬の内で脚を溜めるディアデラマドレ(奥・青帽)


－：前走からの上積みというのは期待してもよろしいですか？

藤：もともと使って良くなるタイプだと思っていたのですけど、期待通りにレースを使って状態は上向いていると思います。

－：前走では少しゲートで出遅れましたが、この件に関して何か練習などはされていたのですか？

藤：もともとゲートが悪い馬ではなく、タイミングが悪かったということもありますが、中間は厩舎の方もゲート練習に行ってくださっているので、そこに関しては問題ないかなと重行っています。

－：今回は東京のマイルとなりますが、やはり東京の1600mというのは力が要るコースになってくるのでしょうか？

藤：直線も長いですし、力のある馬がシッカリ結果を出せるのはないかと思っています。

－：距離適性、コース適性はいかが思われますか？

藤：コース適性に関しては府中牝馬Sの時もシッカリ結果を出してくれていますし、マイルに関しても問題ないと思います。

－：ずっと乗られていますが、最初に比べてディアデラマドレが成長したなと感じる部分はありますか？

藤：もちろん力を付けてくれたので、体の使い方などいろいろあるのですが、精神面の成長が一番大きいかなと思いますね。

－：落ち着きが出てきましたか？

藤：そうですね。最初のうちは大きな舞台だと観客の声に少し驚いたりして、テンションが上がる部分があったのですが、今はそれがなくなってきているので。

－：今回のレースに向けてスイッチも入ってきているということですね。

藤：はい。スイッチが入った中でシッカリとコンタクトが取れているので、非常にいい状態だと思います。

－：レースの展開などイメージはされていますか？

藤：先週のNHKマイルCを見ていてもそうなのですが、東京のマイルはスロー傾向になりやすいので。ヴィクトリアマイルも例年そうですし、その中でもゲートを開いてみないと分からない部分はありますね。

－：昨年も牝馬の重賞を3勝していますし、ここも本当に期待できそうですね。

藤：そうですね。チャンス十分だと思っていますし、頑張ります。

－：改めて最後にファンの皆さんへメッセージ、意気込みをお願いします。

藤：牝馬重賞でも今回は凄くチャンスだと思っていますし、この馬自身、力をドンドン付けてくれているので、シッカリ結果を出したいと思います。応援よろしくお願いします。

ディアデラマドレ