猛追凌ぎゼウスが逃げ切りで3連勝…新潟日報賞

8月15日(土)、2回新潟5日目11Rで新潟日報賞(芝1400m)が行なわれ、吉田隼人騎手騎乗の10番人気・ゼウス(牡5、栗東・鈴木孝厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:20.2(良)。

2着にはハナ差で1番人気・ダノンシーザー(牡3、栗東・池江寿厩舎)、3着にはクビ差で5番人気・サンブルエミューズ(牝5、美浦・加藤征厩舎)が続いて入線した。

ポケットから抜群のスタートを切ったのはゼウス。そのまま押してハナを主張。続いてサンブルエミューズ、1馬身後ろにダノンシーザー、ピークトラムが並んで追走。
間隔を詰めた状態でレースは流れ、直線へ。ハナのゼウスと番手のサンブルエミューズが手応えよく振り切りにかかる。そのすぐ後ろの内目から追走していた、ダノンシーザーがやや外に出して脚を伸ばすも、ゼウスの脚は緩むことなくハナ差凌いで優勝。

勝ったゼウスは500万条件から怒涛の3連勝でオープン入り。5勝全てが1400mのもので、重賞では施工条件の少ない距離だけに、今後のレース選択が注目される。ラジオNIKKEI賞2着のミュゼゴーストは半弟にあたる。

馬主は杉澤光雄氏、生産者は新ひだか町の久井牧場。馬名の意味由来は「ギリシャ神話の主神」。

1着 ゼウス(吉田隼騎手)
「今日の競馬を見ていると、馬場が良かったですし、速い時計も出ていましたからね。この馬に関して、先生(調教師)からは切れるタイプではないと聞いていたので、最初から出していこうと思っていました。スタートが抜群でしたし、最後もよく凌いでくれました」

2着 ダノンシーザー(M.デムーロ騎手)
「もう少しだったんですけどね。最後は右にモタれていたので、左ムチで修正しながら乗りましたが、その分の差かもしれません」

3着 サンブルエミューズ(戸崎騎手)
「勝ちパターンでしたし、手応え的にはもっとやれてもいい感じはしましたが、フワッとするところもありますからね。それでも競馬の形は良かったですし、頑張っています」

4着 アンジェリック(津村騎手)
「久々に乗りましたが、馬に落ち着きが出ていて乗りやすかったですし、成長を感じました。終いもよくきていますが、今日はペースが遅過ぎましたね」

5着 コレクターアイテム(嘉藤騎手)
「追い切りで乗って、一瞬の切れる脚を使えそうだと思ったので、もっと前に行けましたが、意識的にあの位置から溜めて運びました。集中力が途切れるところがあるので、新潟の内回りはピッタリですね。最後はフワッとするところもありましたが、良い脚を使ってくれました」

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ゼウス
(牡5、栗東・鈴木孝厩舎)
父:ジャングルポケット
母:ソフトワルツ
母父:フジキセキ
通算成績:18戦5勝

ゼウス

ゼウス

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