【POG】混戦を断ったのは牝馬カナスヌーマ!…中山新馬

1月16日(土)、1回中山5日目4Rで3歳新馬(ダ1800m)が行なわれ、横山典弘騎手騎乗の7番人気・カナスヌーマ(牝3、美浦・奥平雅厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:59.2(良)。

2着には1馬身半差で3番人気・アートハルキ(牡3、美浦・本間厩舎)、3着にはハナ差で15番人気・ベバスカーン(牡3、美浦・勢司厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたイスズブライト(牡3、美浦・相沢厩舎)は4着に敗れた。

レースはバルバムーシュが先手を取って引っ張る流れ。ワンアームドシザーが2番手、人気を集めたイスズブライトが3番手でレースを進める。カナスヌーマは5、6番手集団の一角、アートハルキとベバスカーンは10番手、11番手と後方からのレースとなった。
4コーナーから直線に入るところで先頭集団は横に広がって大混戦の様相。そんな中、馬場の真ん中から持ったままで上がっていたのがカナスヌーマであった。内でしぶとく粘るイスズブライトを競り落とすと、外から追い込んできたアートハルキ、ベバスカーンの追撃を凌いでゴール。ゴール前の脚色からは着差以上に余裕の見える勝利だった。

勝ったカナスヌーマはマンハッタンカフェ産駒の牝馬。1800mで勝ちタイムが1:59.2、レース上がり3Fが39.8と非常に時計のかかるタフな流れとなったが、それをものともせずに見事勝利をおさめた。
馬主は石瀬浩三氏、生産者は浦河町の杵臼牧場。馬名の意味由来は「可愛らしい馬(沖縄の方言)」。

1着 カナスヌーマ(横山典騎手)
「良かったですね。まだ物見をしたり、慎重なところがあります。それでいて勝つんですからね」

2着 アートハルキ(柴田善騎手)
「道中は集中できていない感じもありましたが、最後は良い脚を使って頑張ってくれました。これから競馬を覚えていけば良いと思います」

3着 ベバスカーン(村田騎手)
「返し馬のときからやれると思っていました。テンにハミを取ったのでなだめたら、今度はハミが抜け過ぎたりとまだ競馬を分かっていないところがあります。これから競馬を覚えていけば良くなってきますよ」

4着 イスズブライト(柴山騎手)
「ゲートを上手く出て前で競馬が出来ましたが、道中は落ち着き過ぎという感じでフワフワしていました。勝ち馬に並ばれたとき一瞬反応しましたが、抵抗できませんでした。これから競馬を覚えていけば良いですね」

5着 クラウンマグマ(丸田騎手)
「ゲートはゆっくりでしたし、前半は進んでいきませんでした。道中でも馬を気にして逃げるような感じでしたが、それでいて終いはあれだけの脚を使ったように能力はあります。普通に競馬を出来れば、すぐにチャンスがくると思います」

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カナスヌーマ
(牝3、美浦・奥平雅厩舎)
父:マンハッタンカフェ
母:ラーナック
母父:Montjeu

カナスヌーマ

カナスヌーマ

カナスヌーマ

カナスヌーマ


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