【京成杯】同じ勝負服3頭のV争いを制したのは関西馬プロフェット!

1月17日(日)、1回中山6日目11Rで第56回京成杯(G3)(芝2000m)が行なわれ、S.フォーリー騎手騎乗の5番人気・プロフェット(牡3、栗東・池江寿厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:01.4(良)。

2着には1馬身1/4差で7番人気・ケルフロイデ(牡3、美浦・加藤征厩舎)、3着にはクビ差で2番人気・メートルダール(牡3、美浦・戸田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたウムブルフ(牡3、美浦・堀厩舎)は5着に敗れた。

人気の一角メートルダールがスタートでやや後手。スッと飛び出したのはアドマイヤモラールだったが、それを制してオンザロックスがレースを引っ張る。アドマイヤモラール、アポロナイスジャブ、その後ろにケルフロイデ、プロフェットが並んで追走。ウムブルフはちょうど中団あたりを追走もやや行きたがる素振り。マイネルラフレシアは後方5番手、出遅れたメートルダールは後方3番手でジッと脚を溜めて直線勝負を選択。
4コーナーを迎え、逃げたオンザロックスのリードは5馬身。ユウチェンジ、ブレイブスマッシュらも先団の後ろまで上がって直線を迎えるとオンザロックスにアドマイヤモラール、ケルフロイデ、プロフェットが一気に襲いかかる。坂を上がってアドマイヤモラールの脚色が鈍ると、外から一気にメートルダールも脚を伸ばして同じ勝負服3頭がV争い。激しい攻防はゴール前でS.フォーリー騎手のアクションに応えてグッとひと伸びしたプロフェットがトップでゴールイン。人馬ともに嬉しい重賞初勝利を挙げた。

勝ったプロフェットは、札幌2歳Sで1番人気(2着)に推された素質馬で、前走の萩Sでは5頭立ての最下位に敗れていたが、休養を挟んで鮮やかな変身。ちょうど3カ月後に同じ舞台で行われる皐月賞へ向けて弾みの付く勝利をもぎ取った。また、管理する池江泰寿調教師は待ちに待った今年の初勝利。京成杯は昨年のベルーフに続く連覇達成となった。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「先駆者、預言者。父名より連想」。

【S.フォーリー騎手のコメント】
「スローになるのは想定していましたが、池江先生にはあまり前に行っても、と言われていました。非常に乗りやすい馬で、ポジションもとりやすいですし、根性もありますね」

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プロフェット
(牡3、栗東・池江寿厩舎)
父:ハービンジャー
母:ジュモー
母父:タニノギムレット
通算成績:4戦2勝
重賞勝利:
16年京成杯(G3)

プロフェット

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