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【天皇賞(春)】1週前 シュヴァルグラン友道師「昨年から狙いはココ」
2016/4/22(金)
20日、天皇賞・春(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。●前走、阪神大賞典2着のシュヴァルグラン(牡4、栗東・友道厩舎)は藤岡佑介騎手(レースでは福永祐一騎手が騎乗予定)を背にCWで一杯に追われた。3歳オープンのマディディを相手に併せ馬を行い、2.5秒追走から0.1秒先着した。6F84.4-67.8-52.8-39.1-12.3秒のタイムでフィニッシュ。
一気にG1戴冠といきたいシュヴァルグラン
友道康夫調教師は追い切りを終え、「1週前なのでしっかりと追いましたが、相変わらず動きませんね(苦笑)。まあ、でも順調ですから。前走後も厩舎に置いて調整していますし、太めなくこれています。去年から菊花賞は考えずに天皇賞を目標にやってきた。前走の阪神大賞典で長距離適性を証明してくれました。このまま順調にいきたい」と時計はマズマズだが、状態としては満足の様子。大本番に向け、快進撃に注目だ。
●前走、京都記念12着のレーヴミストラル(牡4、栗東・高野厩舎)は川田将雅騎手を背に坂路で一杯に追い切り。3歳オープンのロスカボスと併せ馬を行い、0.1秒追走して同入した。全体時計は自己ベストを更新する、4F52.8-39.2-25.9-13.2秒を計時。
「今週はジョッキーを乗せてラストをビシッと。いい動きだったし、しっかりと負荷をかけることができたと思います。入厩してここまで、見る見ると良くなってきています。追い切り後もすぐに息が入っていたし、心肺機能は高いですね」と高野友和調教師。 「晩生の馬で完成はまだ先だと思いますが、レースを見てても切れ味がいい。やれてもおかしくないと思います」と悲願のG1に向け意気込みを語った。前走は1番人気に支持されながら、大きく期待を裏切る形となってしまった。相手強化となるが、重賞2勝馬だけに力は十分通用する。
前走の雪辱に燃えるレーヴミストラル
●前走、阪神大賞典7着のトーホウジャッカル(牡5、栗東・谷厩舎)は21日、酒井学騎手を背に坂路で一杯に追い切り。3歳500万のダンツエイコウと併せ馬を行い、0.6秒追走して0.7秒先着した。終いまで鋭い脚を見せ、4F52.7-38.1-25.0-12.7秒で駆け抜けた。
8ヵ月ぶりにコンビを組む酒井学騎手は「久々に跨りましたが、いい動きでしたよ。前の馬が遅くて予定より遅くなりましたが、指示通りにラスト2Fをびっしりと。前走時の追い切りVTRを見てると少し迫力不足かな、と。今回も抜け出す時は重心が高くて〝やっぱり〟と思いましたが、そこから重心がグッと下がって体をつかって動いてくれました。1度使ったことで良くなってきたと思います。去年の春(宝塚記念)はぶっつけでしたが、今回は1度使ってレースに臨めますからね」と共にG1を制した相棒に対し、期待を感じさせるコメント。更なる勲章を目指すこのコンビには警戒が必要だ。
コンビ復活で注目を集めるトーホウジャッカル(写真は20日撮影)
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