【セントウルS】ダンスディレクター終い鋭進12秒1 現役屈指の切れ味生かす

7日、セントウルS(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、シルクロードS1着以来のレースとなるダンスディレクターは坂路での最終追い。4Fから54.2-39.3-25.0-12.1秒をマーク、ラスト1Fは持ち前の鋭い伸び脚を見せた。

管理する笹田和秀調教師は「放牧から戻った当初は心身ともに緩んだところはあったけど、それもやるごとに戻りつつあるね。先週は少し重たく感じたけど、日曜にもやったことで良くなってきています」とコメント。

春はシルクロードSで重賞初制覇。高松宮記念を目標に調整されていたものの、左前深管に不安が出て回避、放牧して立て直した。今回はスプリンターズSに繋がる重要な一戦となるが「小柄な馬だけど、レースでは一生懸命に走ってくれるし、切れる脚を持っている。開幕週で前の馬が有利になるだろうけど、対応できる力はもっていると思うよ」と笹田師はポテンシャルの高さを語る。

6歳馬ながらキャリアも16戦と少なく、重賞で2、2、1着と好走を続けているように能力は今がピーク。現役屈指の切れ味で、出走が叶わなかった春の悔しさを晴らしたいところだ。