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【阪神JF】ディーパワンサ再上昇「このメンバーでもチャンスはある」
2016/12/7(水)
7日、阪神JF(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。
●前走、デイリー杯2歳S4着のディーパワンサ(牝2、栗東・松下厩舎)は、初コンビを組むA.シュタルケ騎手が跨がってCWコースで併せ馬。2歳新馬のタイセイオーキッドを1秒追走し、直線は強めに追われると、懸命に追いすがるパートナーをグイッと突き放して2馬身先着。6F86.2-70.3-54.7-39.7-12.0秒をマークした。
2週連続で併走馬に大きく先着する中身の濃い攻めを消化。松下武士調教師は「先週にテンからびっしり追って、今週はおしまいを重点に。いい反応だったし、良かったですね。レース間隔はそれほどないけど、カイ食いがいいから。2歳牝馬でもこれだけビシッと攻めていける。このメンバーでもチャンスはあると思います」と好仕上がりに胸を張る。連勝は止まったが、前走も勝ったジューヌエコールからはわずか0.1秒差。G1の舞台でも瞬発力ではヒケを取らない。
●前走、アルテミスS3着シグルーン(牝2、栗東・宮厩舎)は、藤岡康太騎手を背に坂路で終い重点の単走追い。鞍上がゴーサインを出すと軽快なフットワークで加速し、4F53.7-39.5-25.6-12.5秒を計時した。
「けさは康太(藤岡康騎手)を乗せてサッと。速い時計を出すつもりはなかったし、馬場状態を考えればこんなモノかな。変わりなくこれてるし、あとは抽選を突破してくれるのを待つだけだね。前走は前半で前に壁をつくるのに苦労しながらも、最後まで伸びていた。力は秘めていると思う。内でうまく脚をためて一瞬の脚を引き出したい」と増井調教助手はやるべきことはやったという表情。2年連続で好走馬を送り出しているアルテミスSからの参戦で、期待は高まっている。
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