【京都金杯】フィエロ&ガリバルディで挑む藤原英厩舎 ベテラン2頭の実力は健在

京都金杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

藤原英昭調教師は2頭出しで挑むこのレース。昨年の中京記念を制したガリバルディ(牡6、栗東・藤原英厩舎)は助手を背に坂路に登場。4F56.7-40.2-25.2-12.2秒をマーク。前走後もしっかりと乗り込まれており、暮れには不良馬場のCWで5F64.5秒の超抜時計を計測。年明け初戦から能力全開の様相だ。

田代調教助手は「2日は終い重点で、良い動きでした。前走は内を通った馬に有利な展開の中で、この馬は外から伸びていました。ルメールもこの馬で勝っていますから」とコメント。昨年暮れに重賞を連勝した鞍上・ルメール騎手の手綱も気になるところだが、この馬自身も3戦連続最速上がりをマークしており、地力強化は明らか。大外枠からの直線一気に期待したい。

もう1頭の古豪・フィエロ(牡8、栗東・藤原英厩舎)も助手が騎乗して坂路での追い切り。4F54.2-39.0-25.1-12.3秒をマークし、中1週でも馬なりで素軽い動きを見せた。

「前走は外へ持ち出すロスがありました。でも、最近の中では行きっぷりが良かったですね。コンスタントに使っていますが、状態は変わらず良好。前走の内容なら今回も期待できるはず」と田代調教助手。

明け8歳となったが、前走も最速上がりで1着とタイム差なしの3着に突っ込んだように衰えは感じられない。重賞未勝利なのが不思議なくらいの実力馬であるが、トップハンデを克服して初のタイトルを手にすることができるだろうか。