【関屋記念】シリーズVに手応え ウインガニオン「やっぱり理想は逃げ」

ウインガニオン

連勝中で勢い十分のウインガニオン

9日、関屋記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、中京記念1着で、目下4連勝中のウインガニオン(牡5、栗東・西園厩舎)は、助手を背に坂路で終い重点の調整。楽な手応えのまま、キビキビとしたフットワークで駆け上がり、タイムは4F54.8-38.5-24.8-12.5秒を計時した。

展開のカギを握る1頭だが、西園正都調教師は「中2週だし、新潟まで輸送もあるからね。これでいい。順調ですよ。成績が示すように汗をかく季節が合っている。使ってきてるけど、歩様に硬さもみせないしね。作戦? 逃げ同型もいるようだし、それらとの兼ね合いかな。ま、この前は控える形で結果も出せた。あの時みたいに離れた番手なら大丈夫だと思うけど、やっぱり理想は逃げですよ」と積極策を示唆。2勝を挙げている新潟でサマーマイルシリーズ優勝を決めることが出来るか注目だ。

前走、CBC賞8着のトーセンデューク(牡6、栗東・藤原英厩舎)は、岡田祥嗣騎手(レースでは小崎綾也騎手が騎乗予定)が手綱をとり、CWコースを単走で半マイル追い。軽快な脚取りで馬なりのままゴールを駆け抜け、4F52.4-37.5-12.0秒をマークした。

「いつもの感じでこれてるし、具合はいいね。前走の1200mは忙しかったし、やっぱり千四~千六の馬だろうね。新潟でも勝ってるし、左回りは問題ない。高速決着にも対応できるからな。うまいこと折り合って、おしまいを生かしたい」と藤原英昭調教師は一発を目論む。

トーセンデューク

軽快なフットワークを見せたトーセンデューク