トピックスTopics
【関屋記念】会心の逃走 武士沢「今日は本領発揮することが出来て良かった」
2017/8/13(日)
フルゲートには満たなかったものの、夏のマイル王を目指して個性溢れる17頭がエントリーした関屋記念。今年はサマー2000シリーズの七夕賞から転戦してきたマルターズアポジー(牡5、美浦・堀井厩舎)が、最後までトップを譲ることなく、日本一長い最後の直線659mを逃げ切った。
どの馬がハナを切るかも注目されたレースだが、デビューから1度もハナを譲ったことがないマルターズアポジーが好スタートを決めてマイポジションへ。淀みないペースでレースを引っ張る。目下3連勝中で、中京記念を制したウインガニオンは3馬身ほど離れた2番手でマーク。縦長の展開で直線の攻防となるが、隊列は変わらず、2頭の差もなかなか詰まらない。結局「行った行った」の形で、マイペースを貫いたマルターズアポジーが3つ目の重賞タイトルを手に入れた。
前走の七夕賞は引くに引けない形で11着と大敗。武士沢友治騎手は「同型との兼ね合いがありましたが、上手くいきました。気の良い馬ですし、行く形がこの馬の持ち味なので行きました。前走の負けで変なイメージを馬が持っていなければいいなと思っていましたが、覆してくれましたね。これまで2000を主体に使っていて、競馬場のコース形態やペースでこなせていましたが、元々マイルでも走っていましたし今日は本領発揮することが出来て良かったです」とホッと胸をなで下ろす。
「真面目で行き過ぎるところがありますが、それが競馬で良い方に出ています。これから相手が更に強くなると思いますが、克服してほしいです。これからもアポジーを応援してあげてください。自分自身、また新潟で重賞を勝てて嬉しいです」と締めくくった武士沢騎手。有馬記念、大阪杯と大舞台を経験したのも大きかったはずで、今後も気っぷのいい逃げでターフを沸かせてくれるだろう。
プレゼンターのラブリさんと笑顔で握手
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/12/22(日) 【有馬記念】輝いた復活の末脚!戸崎騎手&3歳牝馬レガレイラが優勝!
- 2024/12/22(日) 【ホープフルS】出走馬格付けバトル!圧倒的な総合1位に輝いた来年の主役候補とは
- 2024/12/21(土) 【阪神カップ】ビッグタイトルへ好発進!ナムラクレアが重賞5勝目を挙げる
- 2024/12/21(土) 【中山大障害】返り咲いた大輪!ニシノデイジーが2年ぶり2度目V
- 2024/12/22(日) 【有馬記念】元ジョッキーの注目は伏兵!G1未勝利でも能力はヒケを取らない!?
- 2024/12/21(土) 【有馬記念】逃げ候補は横山典弘ダノンデサイル!「絶好ポジション」から抜け出す逆転候補
- 2024/12/21(土) 【有馬記念】3年前は伏兵ズバリ!「世相」を表すグランプリで超ド級の爆穴馬が浮上
- 2024/12/20(金) 明日は中山大障害!!【高田潤コラム】