【北九州記念】坂路51.9秒エイシンブルズアイ「調子を上げてきてるのは確か」

昨年のオーシャンS以来の勝利を狙うエイシンブルズアイ

昨年のオーシャンS以来の勝利を狙うエイシンブルズアイ

16日、北九州記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、函館スプリントS6着のエイシンブルズアイ(牡6、栗東・野中厩舎)は、助手を背に坂路で4F51.9-37.4-24.4-12.3秒の好時計をマーク。先週も坂路4F52.5秒をマークしており、前走の疲れは全く見られない。

野中賢二調教師も「やれば動く馬。全体的な時計を出しながら、ラストをサーッと走らせた。順調だね」と状態面に太鼓判を押す。「前走は4角手前で前をカットされた。あれがなければ勝ったとはいわないけど、2、3着はあったと思う。ま、悔しい結果にはなったけど、ひと頃より調子を上げてきてるのは確かだね。年齢的に少しテンにズブくなっているし、枠や展開の助けがあれば、やね」と巻き返しへ意欲を見せる。

前走、バーデンバーデンC4着のトウカイセンス(牝6、栗東・野中厩舎)は、助手を背に坂路で終い重点の攻め。ラストは強めに追われると鋭い反応を見せて4F53.2-37.5-24.0秒、ラスト1Fは12秒を切る11.9秒をマークした。

「けさは上がり重点で負荷をかけた。変わりなくきてるよ。前走は意識的に大きくつくっていたけど、プラス20キロはちょっと重たかったな。その分、最後で脚色が同じになってしまったけど、内容としては良かったと思う。今回も52キロで走れるし、あとは一瞬の脚をどこで使うかだな」と野中賢二調教師。小倉との相性も良くエイシンブルズアイと2頭でタイトル奪取を狙う。

前走、バーデンバーデンC5着のナガラオリオン(牡8、栗東・大根田厩舎)は、助手が手綱をとってCWコースで終いやや強めに追われ、6F84.4-67.0ー51.9-37.8-11.7秒と年齢を感じさせない活気ある動きを見せた。

菊沢調教助手は「前半をゆっくり入って、しまいを伸ばす調教。反応も良かったし、状態はいいですよ。前走でもおしまいは伸びているし、芝では3、5着と通用するところは見せています。脚質的に展開頼みのところはありますが、前崩れになるようならいいかも」と、ここも終い勝負にかける構えだ。