【スプリンターズS】上がり馬ラインミーティア西田「ミス無くエスコート出来れば」

スプリンターズSに向けて最終追い切りを行うラインミーティア

スプリンターズSに向けて最終追い切りを行うラインミーティア

27日、スプリンターズS(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

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前走、セントウルSで2着だったラインミーティア(牡7、美浦・水野厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F52.3-38.3-12.8秒をマークした。

【水野貴広調教師のコメント】
「前走は、内で脚を溜めて終いをしっかり伸ばす思っていた通りの競馬が出来たと思います。1000で使っていましたが、元々1200まではもつだろうと思っていました。

前走後も疲れを見せずに順調にきています。今週の追い切りは、前に馬を置いてリズムを大事にジッとして、終いをシュッと伸ばす実戦をイメージした内容でやりました。元々稽古でも動く馬ですし、良い追い切りが出来たと思います。この子の1番良いところをここ2戦では出せている感じがしますし、西田君が上手く乗って良い競馬をしてくれています。

馬群を抜けてくるときも気にしないところがこの子の強味ですし、枠順はあまり外枠でなければどこでも構いません。まだまだ挑戦者の立場ですし状態は変わりなく良いので、しっかり脚を溜めて終いを伸ばすこの子の競馬をしてくれれば、と思います」

【西田雄一郎騎手のコメント】
「自分が新潟の1000でしかこの馬に乗ったことが無かったので、前走は1200でどうかというドキドキ感がありました。思っていたよりスタートを出てくれて、思った以上のポジションを取れました。自分の仕掛けが早くて進路が無くなる場面がありましたし、冷静にワンテンポ遅らせていればもう少し際どかったのではないかと思います。狭いところを割る根性がありますし、外があいていれば外に行くといういろんな選択肢があると思います。

去年から騎乗依頼をいただいていましたが、他に乗る馬がいたのでこの馬には乗れませんでした。それでもこの馬の新潟1000での競馬を見ていましたし、初めて乗るときから良いイメージで乗れました。去年初めて乗った邁進特別は仕掛けが遅れて上手く乗れませんでしたが、最後の切れだけで全頭を負かしたので非凡な切れ味があることが分かりました。その後の2戦は、落鉄があったり出遅れがあったりで完璧に乗れませんでした。

アイビスサマーダッシュは格上挑戦でしたが、切れがどこまで通用するかと思って乗りました。馬の状態も良かったですし、全てが上手くいったレースでした。初めて乗せてもらったときから馬の状態がすごく良かったので、この中間でまたすごく良くなったということはありませんが、最初の頃は返し馬で力が入っている感じがあったものの、アイビスの頃はリラックスして走れていました。その辺りは馬が成長したところかと思います。

手の内に入れているかどうかは分かりませんが、人馬の相性が良いという気持ちでレースに臨んでいます。G1でメンバーが強くなりますし、この馬の切れがどこまで通用するか試金石の1戦だと思います。どういうレースをするかあまり決め過ぎるとそれと違ったときに慌ててしまうので、枠や展開に左右されずにこの馬のペースを守って切れ味を生かす競馬をして、それで良い結果が出ればと思います。

勝とうという意識を持ち過ぎていないことが結果に繋がってきたと思いますし、自分がミス無くエスコート出来ればと思います。いつも見てくれているファンにとっては、いつもと違うジョッキーが出てくるのも面白いのではないかと思いますし、応援してもらえればと思います」