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まだ高校生?圧倒的なスケール感のキセキが秘める可能性…こちら検量室前派出所(仮)
2017/10/20(金)
キセキについて語る清山助手
朝から冷たい雨が降りしきる栗東トレセンにやってきた検量室前パトロール隊。トレセン内ということで、傘をささず雨具着用ということもあり、余計に寒い。あまりの寒さに、売店で食べるうどんの温かさが体に沁みる。
うどんで体を温めた我々は、その足で名馬の宝庫でもある栗東屈指の名門・角居勝彦厩舎に向かった。お目当ては今週の菊花賞(G1)に出走するキセキ(牡3、栗東・角居厩舎)。7戦3勝という戦績ながら、ダイナミックな走りで菊花賞でも人気を集めることが予想される。そのスケールの大きさから、将来日本競馬を引っ張る大物になるのでは、そう思わせてくれる逸材だ。
「父親(ルーラーシップ)に似ている部分がありますね。まだまだ成長する余地が残されている中でこの走り。将来どんな馬になるか楽しみですし、また伸びしろをたくさん感じさせる状態で、G1という舞台でファンの皆さんに評価していただけるのは光栄なことです。この大きな舞台で結果を出してくれれば、さらに楽しみは広がります。これだけの馬に携わらせてもらえるだけで幸せです」。担当の清山助手はそう言いながら目を細める。
1000万下の信濃川特別を圧勝して臨んだ秋緒戦の神戸新聞杯。内で窮屈になるシーンもあったが、最後はしぶとく伸びて、ダービー馬レイデオロに迫る2着だった。清山助手は「神戸新聞杯はG1馬と戦うために調教も攻めました。G1馬を負かすためには生半可な仕上げではダメですからね。ただ春を小学生とすれば、高校生くらいになってきたかもしれません。だいぶ成長してきています。ジョッキーもこの馬のコントロールの面に関して、感じる部分があったと思います」と確かな手応えをつかんだようだ。
道中少し折り合いに難しい面が見られる馬だが、前走からの600mの距離延長について聞いてみた。
「3000mという未知数な距離に対する不安はどの陣営もあると思います。この馬はカッとする部分はあるが、普段はおとなしいんです。生真面目すぎる部分があって、これはメリットでもあるのですが、一生懸命走ろうとするのはデメリットにもなりますからね。気持ちに余裕を持って走ってくれればと思います。おばあちゃんのロンドンブリッジは短い距離に適性のある馬(ファンタジーS1着、桜花賞2着)でしたが、そのお父さんはドクターデヴィアス(英ダービー1着)。ロンドンブリッジがたまたまそういう適性のある馬だったのかもしれませんし、ディープインパクトやルーラーシップといった万能な適性のある馬を配合してきましたから」とのこと。
デキに関しては「生き物だから気持ちなどにより体調などは変わることもありますが、恥ずかしくないデキにあります。あとはこの子がよりよい状態でスタートラインに立てるようにしてあげたいです。この子が100%の力を発揮できるように、そのデキに持っていくのが自分の仕事です」。清山助手の言葉の一つ一つに、キセキに対する信頼が感じられた。3000mという舞台でこの素質馬がどのような走りを見せてくれるのか、注目である。
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