ドバイ遠征へ弾みを付けたいヴィブロス

2月25日(日)、中山競馬場で行われる第92回中山記念(G2)(4歳上 国際 指定 別定 芝1800m)の枠順が確定した。

92回目を迎える伝統の重賞。毎年メンバーが揃い、ハイレベルなレースが展開される。近年はヴィクトワールピサやジャスタウェイ、ネオリアリズムが、このレースを勝った後にドバイや香港のビッグレースを制するなど、海外での飛躍の一歩となるレースにモデルチェンジしようとしている。

エリザベス女王杯5着以来3ヶ月半ぶりの実戦で、すでに次走ドバイ遠征予定が発表されているヴィブロス(牝5、栗東・友道厩舎)は3枠3番に決まった。昨年は4ヶ月半の休みを挟んで臨んだこのレース5着からドバイターフに挑み、見事1着だった。昨年より間隔を狭めた今年、昨年以上の結果が期待される。

強敵になりそうなのは、前走マイルCSでG1制覇を飾った4枠4番ペルシアンナイト。今回は久々となるが、同じく休み明けだった富士Sで5着だった際は不良馬場の影響も大きかった。中山コースも皐月賞2着がある舞台だけに、マイナスとはならないだろう。

昨年のNHKマイルCを勝った、8枠10番アエロリット(牝4、美浦・菊沢厩舎)は今回4ヶ月半の休み明けとなる。秋華賞では厳しい展開もあり7着に敗れたが、能力は現4歳世代の牝馬でもトップクラス。完勝した昨年夏のクイーンSと同じ1800mに距離が短縮されること、輸送距離が短くなるのはプラス。巻き返しが期待される。

有馬記念では不利が響いた昨年の当レース2着馬サクラアンプルール(牡7、美浦・金成厩舎)は2枠2番、中山金杯2着のウインブライト(牡4、美浦・畠山吉厩舎)は5枠5番。逃げの個性派マルターズアポジー(牡6、美浦・堀井厩舎)は7枠8番、連勝中のマイネルハニー(牡5、美浦・栗田博厩舎)は6枠6番に入った。中山記念の発走は15時45分。枠順は以下の通り。

※枠－馬番 馬名 斤量
(性齢、所属・調教師、騎手)の順に表記

1－1 マイネルサージュ 56
(牡6、美浦・鹿戸雄、三浦)

2－2 サクラアンプルール 57
(牡7、美浦・金成、蛯名)

3－3 ヴィブロス 56
(牝5、栗東・友道、内田博)

4－4 ペルシアンナイト 57
(牡4、栗東・池江寿、Ｍ.デムーロ)

5－5 ウインブライト 56
(牡4、美浦・畠山吉、松岡)

6－6 マイネルハニー 56
(牡5、美浦・栗田博、柴田大)

7－7 ディサイファ 56
(牡9、美浦・小島太、田中勝)

7－8 マルターズアポジー 56
(牡6、美浦・堀井、柴田善)

8－9 ショウナンバッハ 56
(牡7、美浦・上原、戸崎)

8－10 アエロリット 55
(牝4、美浦・菊沢、横山典)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。