【ニュージーランドT】芝不問3連勝中リョーノテソーロ 重賞好走アンブロジオなど7頭

4日、ニュージーランドトロフィー(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
※キリのため一部計時不能

●前走、クロッカスステークスを勝利したリョーノテソーロ(牡3、美浦・武井厩舎)は、吉田隼人騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.3-38.4-12.9秒をマークした。

【武井亮調教師のコメント】
「先週の1週前追い切りで猛時計が出たので今週は馬なりでやりましたが、動きは良かったです。元々アメリカのトレーニングセールで好時計を出していたので、芝を1回は使ってみたいと思っていました。馬の気持ちと体が合致してきた前走で芝を使ったら、満額回答を出してくれました。能力を感じている馬ですし、中山マイルの重賞挑戦でも楽しみです」

●前走、ファルコンステークスで4着だったアンブロジオ(牡3、美浦・菊沢厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.0-40.7-27.3-13.9秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「先週金曜に、石橋脩騎手に乗ってもらって感触を掴んでもらいました。実質それが追い切りでしたし、今週の最終追い切りはいつも通りサラッとやりました。馬体の張りなどを含めて馬体が良くなっていますし、新馬の頃に比べて馬も競馬を理解している感じです。上手く流れに乗れれば、中山マイルでもやれると思います」

●前走、シンザン記念で4着だったファストアプローチ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は、田辺裕信騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.0-38.7-25.7-12.9秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「今までは出遅れたことがありませんでしたけど、前走は少しスタートが遅れましたし勝負どころで窮屈な感じになりましたからね。トビが大きい馬なので、それも影響したかと思います。先週、今週と田辺騎手が追い切りに乗って問題なく調整できています。以前この馬に乗ってくれた蛯名騎手も、スタートが上手でセンスが良いし中山マイルも大丈夫、と話してくれましたからね。NHKマイルカップへ向かいたいですし、頑張ってもらいたいです」

●前走、3歳500万下(3/18・中山・芝1600)を勝利したアイスフィヨルド(牡3、美浦・武藤厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【武藤善則調教師のコメント】
「前走は、道中で前に壁を作れずハミを噛んでしまった割りに終いは頑張っていたと思いますし、最後も差し返したように良い根性があります。この中間も順調です。今週の追い切りは前に馬を置いてそれを追いかける形でやりましたが、好調をキープできています。今回は重賞ですが、道中で上手く脚を溜められれば終いに良い脚を使えると思いますし、期待しています」

●前走、3歳500万下(3/4・中山・芝1600)を勝利したラムセスバローズ(牡3、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.9-39.9-12.7をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「ここまでレースを使ってきていますし大きな変わり身はありませんが、この中間も順調にきています。前走は戦いやすいメンバーだったこともあったと思いますが、芝でも勝ってくれました。今回は重賞でどのくらいやれるかでしょう」

●前走、スプリングステークスで11着だったコスモイグナーツ(牡3、美浦・高橋祥厩舎)は、柴田大知騎手を背に坂路コースで追われ、4F53.2-38.9-25.8-13.2秒をマークした。

【高橋祥泰調教師のコメント】
「前走はスタートで躓いてしまいましたし、その後は出していったら馬がその気になってハミを噛んでしまいました。レース後も疲れは見られませんし、今週の追い切りの動きも良かったです。レース経験を積みながらいろいろなことを覚えてきていますが、現状の気性面を考えるとマイルに短縮するのは良い方に出てくれるのではないかと思っています」

●前走、京成杯で13着だったデルタバローズ(牡3、美浦・堀厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【橋本助手のコメント】
「前走はテンから力みながら走っていて、力を出し切れませんでした。攻め馬では良い動きを見せていますが、その良さが競馬で出ていないので今回は距離を詰めてみます。スムーズに流れに乗って終いに脚を使えれば、と思います。まだ幼い面がありますし、その辺りが良くなってくればと思います」

ラムセスバローズ

ニュージーランドTに向けて追い切りを行うラムセスバローズ(中)