【アルテミスS】白毛のアイドル候補は連勝なるか!?

昨年のアルテミスSはリアアメリアが外から豪快に差し切り1着

昨年のアルテミスSはリアアメリアが外から豪快に差し切り1着


昨年のアルテミスSは、単勝1.3倍の支持を集めた1番人気リアアメリアが道中若さを見せながらも直線でメンバー最速の上がり33秒0の末脚を繰り出し、2番人気サンクテュエールを3/4馬身交わして2戦2勝で初の重賞タイトルを手にした。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ、来年の桜花賞、NHKマイルカップに続く牝馬限定重賞。

函館の新馬戦、札幌2歳ステークスを連勝したソダシが姿を見せる。土つかずで重賞タイトルを手にしたように、現状の能力比較では最上位の評価を与えていいだろう。小回り洋芝の北海道シリーズから、東京へのコース替わりがどの程度影響するかがポイントになりそうだ。

また札幌2歳ステークス2着のユーバーレーベンも出走を予定。その前走は出遅れから長く脚を使っての2着と、荒削りながら力は見せた内容だった。今回も気性面の状態を確認しておく必要があるだろう。

東京の新馬戦、コスモス賞を連勝したウインアグライアもここへ向けて調整されている。まだ集中力に欠ける感じもありそうで、成長段階の途中という雰囲気。走る気持ちを見せているか、中間の調教の動きから判断したいところだ。

他にも新馬勝ちを収めてまだ底を見せていない顔触れも多く、改めて各馬の出走レースを確認して能力比較を行っておいても良いかもしれない。

歴史の浅い重賞ながら、2015年2着のメジャーエンブレム、2016年1着のリスグラシュー、2017年1着のラッキーライラックと近5年で後のG1ホース3頭を輩出する出世レースとなっている。キャリアの浅い2歳馬、しかも繊細さのある牝馬によるレースのため、レース当日の落ち着きは大きくカギを握るだろう。各馬の中間の気配をしっかりチェックしておきたい。