【小倉記念】思い込み注意!「荒れるハンデ重賞」に隠された波乱のメカニズム

8/14(日)はサマー2000シリーズ第3戦、小倉記念(G3、小倉芝2000m)が行われます。

今回も過去の傾向から馬券のヒントとなる3つのポイントを紹介して、注目馬をピックアップしていきます!

【小倉記念のポイント】(過去10年)
①差し・追い込み
②小倉で勝利経験あり
③前走から斤量増馬

小倉記念の舞台となる芝2000mは、直線が平坦で短い典型的なローカルの小回りコース。基本的には前に行った馬に有利なコースです。

しかし、序盤~中盤のペースが速くなる重賞だと話は別。特に小倉記念では「差し・追い込み」馬が大活躍しており、過去10年の1~3着馬30頭のうち半数を超える16頭が該当します。

今年は昨年の小倉記念を4コーナー9番手から差し切ったモズナガレボシなどが出走予定です。

また小倉は夏の6週間と冬場の約1ヶ月しか開催が行われず、狙って使わなければ出走すら難しい競馬場の1つ。しかも直線が293mと短い小回りコースで、好走するには器用さが求められます。

そのため小倉記念では「小倉で勝利経験馬」の活躍が目立っており、18年1着トリオンフ、19年1着メールドグラース、20年1着アールスター(10人気)、そして昨年のモズナガレボシと現在4連勝中です。

出走予定馬では連覇を目指すモズナガレボシ、20年の小倉大賞典勝ち馬カデナ、小倉で3勝を挙げているアーデントリーなどが該当します。

また「前走から斤量増馬」が[2-2-2-7]複勝率46.2%をマーク。昨年は該当馬がおらず2頭しか出走の無かった20年は、6番人気サトノガーネットが2着に好走しており要注目です。