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【ジャパンカップ】展開向くぞ!「絶好ポジション」から突き抜ける馬がコレだ
2022/11/27(日)

天皇賞・春でも好走歴があるテーオーロイヤル
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はジャパンカップ(G1、東京芝2400m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①理想は先行ポジション
- ②有力馬が一塊で直線勝負へ
逃げ候補は日本の⑨ユニコーンライオン、外国の①シムカミル、⑦テュネス。タフなコースで各馬の個性を考えても飛ばして逃げることはないと判断して平均ペースを想定します。
平均ペースであれば先行ポジションで流れに乗れることが理想です。外国人騎手がどう乗るのか未知数な部分はありますが、先行馬が少ないので普段と違い思い切って前に行くような馬がいれば不気味です。
⑬テーオーロイヤルは安定した先行タイプなので逃げ馬の後ろ辺りに付けるでしょう。
向正面
↑①⑦⑨↑
↑⑬⑭⑱
↑③⑥⑮
↑⑧⑪
↑⑤⑩
↑②⑯
↑
↑④⑫⑰
⑭ダノンベルーガは皐月賞で5番手で運んでいるように先行策が決して無理なタイプではありません。包まれずに動ける外目の枠なら思い切って行っても良さそう。中途半端に外を走ることだけは避けたいでしょう。
前に行くと末脚が削がれてしまう心配があるかもしれませんが、じわ~っと前に行く分にはそこまで気になりません。
いつも先行馬を見ながら運ぶ⑮シャフリヤールは近い位置関係で競馬をするはず。
前走を叩いて確実に動きが良くなっています。パワータイプなので今回のようなタフな条件は実績通り苦にしません。C.デムーロ騎手なら間違った位置にいることは考えにくいです。
⑥ヴェラアズールは追い込み一辺倒な成績ですが、自在性があって乗りやすそうなイメージがあります。ムーア騎手は良馬場だとしっかり前目で運ぼうとするタイプなので、今までよりも前にいるかもしれません。
直線入口
↑ ⑨⑬↑①⑦ ⑭⑱
↑ ③⑥⑮
↑ ⑧⑪
↑ ⑤ ⑩
↑
↑ ⑫⑰
↑②⑯
↑④
東京は長い直線が待ち構えているので、向正面や3,4コーナーで動き出してしまうと苦しくなります。
基本的に隊列はそこまで変わらず、早々にバテた馬、スピードに対応できなかった馬を交わしながらの直線勝負。
最終週で馬場も荒れてきているので外目に持ち出しながらバラけてきます。
今回は決して激流ではないことが想定されるため、先行グループも余力を十分残したまま直線を向くことができるはず。
⑭ダノンベルーガや⑮シャフリヤールが堅実に伸びてくるところに、⑥ヴェラアズールや⑱ボッケリーニがしぶとく食らいついて行きます。
そこに⑬テーオーロイヤルや③ヴェルトライゼンデ辺りがどこまで粘れるかという攻防になるのではないでしょうか。
(元JRA騎手)
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