【フェアリーS】1番人気馬10連敗中!波乱上等のレースでこそ狙いたい逆転候補

昨年のフェアリーSを快勝したイフェイオン

昨年のフェアリーSを快勝したイフェイオン


フェアリーS(G3、中山芝1600m)といえば、波乱でおなじみの3歳牝馬重賞。1番人気は2014年オメガハートロックの勝利を最後に近10年で[0-2-0-8]と振るわず、予想も非常に困難を極めます。

そこで今回は、軸馬選定に使える厳選データを2つご紹介。ぜひ馬券検討にお役立てください!

▼①前走芝×0秒3差以上で勝利
該当馬[2-0-3-3]
複勝率62.5%
単勝回収値226%
複勝回収値215%

24年1着イフェイオン(5人気)
22年3着ビジュノワール(7人気)
21年1着ファインルージュ(3人気)
など
(※過去5年)

過去5年のデータを見ると、前走芝コースで0秒3以上の着差を付けた馬が複勝率6割を超えるなど快調。また好走した馬には新馬戦勝利か、もしくは負けても3着以内に入っていたという共通点がありました。

今年の出走馬で同条件に該当するのはエリカエクスプレスとマイスターヴェルク。まだ底を見せていない2頭、ここでも激走に警戒が必要でしょう。

▼②前走芝×上がり1位1着
該当馬[1-1-2-7]
複勝率36.4%
単勝回収値114%
複勝回収値140%

24年1着イフェイオン(5人気)
21年2着ホウオウイクセル(8人気)
など

(※過去5年)

小回りで直線の短い中山コースであるためか好んで参戦してくる馬はさほど多くありませんが、前走上がり最速で勝った馬も決して悪くない数字を記録。

フェアリーSは毎年のようにペースが流れて差し決着が多く見られる特徴があり、今年も末脚に自信のあるタイプに注意。またこちらも①と同じくキャリアで馬券を外したことのない馬が狙い目で、今年はレイユールのみが該当しました。

さて、ここまで条件①②にて計3頭の軸候補をご紹介しましたが、強いて編集部からおすすめの1頭を挙げるならばレイユールでしょうか。

同馬は中山芝マイルで行われた新馬戦にて上がり最速の1着、加えて2着に0秒6差をつける圧勝劇を披露。仮に前走の赤松賞を使わずフェアリーSへの直行であったなら24年1着イフェイオンと同じく①②の両条件を満たしていた存在であるだけに、非常に期待が持てる1頭です!