【3歳馬情報】あの三冠馬の甥が土曜の東京でデビュー!

2月の東京、京都開催が始まり2週目。トレセンには2歳馬も入厩しつつあるが、まだまだ3歳世代の良血馬がデビューを予定している。注目の良血馬、評判馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していこう。

◆2月8日

●東京芝1800m

イリュストル(牡、シュヴァルグラン×レスペランス、美浦・大竹厩舎)
おじディープインパクト(牡馬3冠など)。2月2日の東京芝1800戦を除外となり、ここへ回る予定。1週前の追い切りはウッド6F84秒3-11秒4と終い重点だが、2週前はウッド6F80秒1-11秒7の好時計をマークしている。

イルヴィゴーレ(牡、スワーヴリチャード×ピエスドール、美浦・田中博厩舎)
母は地方3勝。おじミッキーロケット(宝塚記念など)。1週前追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド6F81秒3-12秒0と全体時計は上々。初年度産駒からレガレイラ、アーバンシックと2頭のGⅠ馬を出したスワーヴリチャードだが、現3歳世代は1月時点で1勝馬が6頭いるのみ。そろそろエンジンをかけたいところである。

●京都ダート1800m

タンテドヴィーヴル(牡、ルヴァンスレーヴ×レネットグルーヴ、栗東・斉藤崇厩舎)
母は3勝。兄ローシャムパーク(現6勝、オールカマーなど。※現役馬の成績は1月31日現在。以降同)。追い切りは近2週Bコースが中心で、1週前は6F78秒台の速い時計を出している。鞍上は団野騎手の予定。

◆2月9日

●東京芝1600m

ストラスモアローズ(牝、キズナ×レジーナドーロ、美浦・堀厩舎)
母は3勝。祖母レジネッタ(桜花賞)。2月1日の東京芝1600m戦を除外となり、ここへ回る予定。1週前は4F51秒台と軽めだが、2週前はウッド6F80秒8-11秒9の速い時計が出ている。

「芝のスピードタイプ。将来は成長してもっと大きく見せるようになるといいが、現状は華奢でスリムな体型。無駄肉がなく、馬体面の仕上がりは早そう」と記者の話。鞍上はキング騎手の予定。

パレデザール(牝、ロードカナロア×ポンデザール、美浦・田村厩舎)
母は5勝(重賞3着2回)。おじサトノクラウン(宝塚記念など)。2月1日の東京芝1600m戦を除外となり、ここへ回る予定。追い切りは坂路54秒9-13秒0。

「小気味のいいフットワーク。母系は中距離だが、430キロ前後のコンパクトな馬体で、距離はマイルまでか」と記者の話。鞍上は戸崎騎手の予定。

●東京ダート1400m

レッドエウロス(セ、ルヴァンスレーヴ×レッドパラス、美浦・田中博厩舎)
母は1勝。おじレッドソルダード(4勝)。2週前までは坂路が中心、1週前はウッドで5F68秒3-11秒7の時計をマークしている。

シュヴァルム(牝、ルヴァンスレーヴ×アルスフェルト、美浦・尾関厩舎)
母は2勝。近親オルフェーヴル(牡馬3冠など)、ドリームジャーニー(有馬記念など)。追い切りはウッド5F68秒3-12秒2の時計が出ている。

●京都芝1600m

ルージュソリテール(牝、ロードカナロア×レッドオルガ、栗東・藤原英厩舎)
母は5勝(東京新聞杯2着)。おじにクラレントなど重賞勝ち馬が4頭。2月2日の京都芝1800m戦を除外となり、ここへ回る予定。

「動きの質が良く、追われてからもギアがあり、稽古は水準以上にある。この血筋らしくマイルの適性が高そう」と記者の話。1週前はCW6F85秒6-11秒5だが、2週前はCW6F81秒5-11秒6と上々の時計をマークしている。

●小倉芝2000m

ブリリアントカーラ(牝、サトノダイヤモンド×ジャポニカーラ、栗東・杉山佳厩舎)
兄ビザンチンドリーム(現2勝、きさらぎ賞)。追い切りはCW6F83秒4-11秒8の時計が出ている。

コーチェラバレー(牡、キズナ×キャンプロック、栗東・安田翔厩舎)
母はフランスのG3勝ち馬、G1で2着あり。1月25日の小倉芝2000m新馬戦を除外となり、ここへ回る予定。追い切りはCW6F83秒6-11秒6。1月16日にはCW6F81秒0-11秒5の好時計をマークしている。鞍上は斎藤騎手の予定。