
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
ゴールド免許が戻ってきました
2026/5/21(木)
先週はロット(9人気4着)が最高着順。メンバー最速の上がりを使ってくれたのですが、キックバックが嫌なのかどうしても道中で位置を下げてしまうんです。もう少し流れに乗れれば差し切るだけの脚はあるのですが……。レース全体でかみ合うように次走は改めて工夫をこらしたい。
この土曜は東京で4鞍に騎乗します。3Rのオーキッドワンは使い詰めながらも馬は元気一杯。前走はペースが遅すぎたので、少しでも流れが向いてくれれば着順を上げられそう。5Rのヴァルカンテソーロの前走は中1週が堪えたのかもしれません。思っていたような反応がありませんでした。立て直して厩舎がしっかり調整してくださったので、それこそ結果を出したいタイミング。今週の馬場や東京コースも合いそうな気がしています。
日曜も東京で9鞍に騎乗します。
2Rのキタノドンカルロの前走は悪くない内容も、距離が忙しい感じがありました。東京なら1600mがベストだと思うので、結果に繋げてあげたいところ。3Rのペイシャクロスの初戦は砂を被って頭を上げて、切れ目では飛んでしまったりと馬が気を使いながら走っていました。あの経験を覚えてくれていれば、2戦目でガラリと変わり身がありそう。相変わらず調教の動きは絶好です。
5Rのマトリカリアは今週の追い切りに乗せていただきました。小柄ながらもそれを感じさせないフットワーク。競馬で乗るのは初めてですが楽しみにしています。6Rのマウンテンドーターは1400mが魅力で格上挑戦。前走は先行できており、その先に繋がる内容にしてあげたい。
8Rのオーロラアークの前走は馬がハミを取ってくれませんでした。メンコを外して距離も延ばして変わり身に期待したい。7歳牝馬でも若々しくて元気一杯です。9Rのコスタデラルスは中央2勝クラスのペースに慣らしています。ハンデ52キロで進境を見せてほしいところ。

3月5日の更新で「一昨年、小田原厚木道路のスピード違反で捕まったのが不正取り締まりだった」という話を書きましたが、今日になって神奈川県警がゴールド免許を自宅まで届けてくれました。低姿勢で還付金の書類にもサインを求められ、2716件もこの謝罪を繰り返すの……と思うと気の毒になってしまいました。嬉しいというよりも複雑な気持ちになったので、これを機に行き過ぎた取り締まりは減ってほしいです。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。




