ヴェルデグリーンが腸閉塞のため予後不良に

今年のアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)など、中山で重賞2勝を挙げたヴェルデグリーン(牡6、美浦・相沢厩舎)は、腸閉塞のため予後不良となったことが発表された。

6月29日の宝塚記念(12着)出走後は休養に入っていたが、放牧先で腸閉塞を発症。直ちに開腹手術が執り行われたが、すでに手の施しようがなく、安楽死処分となった。

ヴェルデグリーンは祖母にオークス馬のウメノファイバーがおり、父と母の父はいずれもダービー馬という血統で、2010年の暮れにデビュー。5歳を迎えた昨年に本格化を迎え、秋にはオールカマーで重賞初制覇。今年1月にはAJCCを制すなど、古馬の中距離戦線で活躍していた。

馬主は斎藤 光政氏、生産者は新冠の斉藤 安行氏「緑(伊)+冠名」。JRA通算獲得賞金は1億9175万6000円(付加賞含む)。

ヴェルデグリーン
(牡6、美浦・相沢厩舎)
父:ジャングルポケット
母:レディーダービー
母父:スペシャルウィーク
通算成績:23戦7勝
重賞勝利:
14年アメリカジョッキーCC(G2)
13年オールカマー(G2)

初の重賞勝利となった昨年のオールカマー


ラストランとなった宝塚記念のパドックより