【新潟2歳S】ブリクスト2戦目で「前向きさ出てきた」

27日、新潟2歳S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ブリクスト(牡2、栗東・吉田厩舎)は助手を背にCWコースで併せ馬を敢行。重馬場の中、序盤から積極的に飛ばし7F97.2-81.6-67.1-53.2-40.1-13.6秒をマーク。ラスト1Fは時計を要したものの、併走相手を大きく突き放してのフィニッシュとなった。

「先週末の追い切りでスイッチが入ってますね。今朝は持っていかれ気味になっちゃいましたし、競馬までしっかりとケアしていきますよ」と村井調教助手は苦笑い。それでも、「まあ、休み明けだし、このぐらい前向きな気持ちが出てきたのはレースに向けて良い傾向だと思います」と明るくコメントを付け加えた。

デビュー戦では後手を踏み、スタートから追っつけ通しでレースを進めたブリクスト。それでも直線では上がり最速で差し切ってみせたように、能力の高さを示した一戦だった。「新馬戦よりスタートは出てくれると思うし、折り合いをつけて末脚を生かしたいですね」と一気の重賞制覇を目論む。