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ハープスター引退が発表 繋靭帯炎に種子骨靭帯炎も併発
2015/5/7(木)
今月1日に右前脚の繋靭帯炎が発覚したハープスター(牝4、栗東・松田博厩舎)の引退が、所属するキャロットクラブのホームページ上で発表された。精密検査の結果、繋靱帯炎と共に右前繋ぎの種子骨靭帯炎を併発していることも判明。本日7日に松田博資調教師と話し合いの場が持たれ、引退の運びとなった。
ホームページ上に掲載されたコメントによると、脚元の状態は「復帰までにかなりの期間を要する公算が高く、快方に向かったとしても損傷の度合いから再発する可能性は極めて高いという状況。また、仮に復帰できたとしてもこの馬本来のパフォーマンスを披露できるか正直なところ難しいと言わざるを得ない」とのこと。今後は繁殖入りする予定で、自身の無念を晴らす産駒の輩出が期待される。
ハープスターは祖母に1993年の牝馬二冠を達成したベガがいる血統で、2013年の7月にデビュー。初戦を勝利で飾ると、続く新潟2歳Sでは道中最後方から直線だけで他17頭をすべて差し切り、後の皐月賞馬イスラボニータらを下しての重賞初制覇。
阪神ジュベナイルフィリーズは2着に惜敗するも、翌14年の桜花賞では再び最後方からの豪脚を発揮しG1タイトルを奪取。同年秋にはフランス・凱旋門賞にも参戦し、日本馬最先着の6着と健闘。しかしその後は勝ち星から見放され続け、今年3月末のドバイシーマクラシック(8着)がラストランとなった。
ハープスター
(牝4、栗東・松田博厩舎)
父:ディープインパクト
母:ヒストリックスター
母父:ファルブラヴ
通算成績:11戦5勝
重賞勝利:
14年桜花賞(G1)
14年札幌記念(G2)
14年チューリップ賞(G3)
13年新潟2歳ステークス(G3)
デビュー戦は単勝1.8倍の支持に応えて快勝
レッドリヴェールとの叩き合いを制した桜花賞より(写真奥)
JRA所属の3歳牝馬としては初の凱旋門賞参戦
今年2月、京都記念前に撮影の立ち写真
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