種牡馬ウォーエンブレムが引退 功労馬として生まれ故郷へ

2002年の米二冠馬で、03年より日本で種牡馬入りしていたウォーエンブレム(牡16)が、種牡馬を引退し、生まれ故郷の米国で余生を送ることが明らかとなった。

ウォーエンブレムは、二冠を達成した年に死亡したサンデーサイレンスに代わる期待を受けて1700万ドル(当時のレートで約21億円)で社台グループが購入。しかし、特定の特徴のある牝馬にしか興味を示さず、初年度の種付けはわずか7頭。シンジケートもすぐに解散し、計118頭しか産駒を残せなかった。ところが、その数少ない産駒からブラックエンブレム(秋華賞)、ローブティサージュ(阪神JF)と2頭のG1ホースが誕生。シビルウォー、キングスエンブレムといったダートの強豪も送り出した。

今後は9月に米ケンタッキー州ジョージタウンの功労馬施設オールドフレンズに移動する予定。

ウォーエンブレム
父:Our Emblem
母:Sweetest Lady
母父:Silver Hawk
通算成績:13戦7勝
重賞勝利:
02年ケンタッキーダービー(G1)
02年プリークネスS(G1)
02年ハスケル招待H(G1)
02年イリノイダービー(G2)