【根岸S】JRA重賞初Vへ タガノトネールは絶好調宣言!

27日、日曜東京11レース・根岸S(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、武蔵野2着のタガノトネール(セ6、栗東・鮫島厩舎)は、助手を背に3歳500万のソルヴェイグを0.9秒追走。終い一杯に追われ、大きく追い掛けた分、前を捕らえることは出来なかったが、力強いフットワークで4F51.3-37.8-25.4-13.3秒と攻め駆けしないこの馬としては上々のタイムをマークした。

騎乗した寺井調教助手は「最後は交わせるかと思ったんだけどな。まあ、体重の重いオレが乗ってこの時計なんだから。ああ、絶好調に仕上がってるよ。今で510キロ台。以前に長距離輸送で馬体が減ったことがあるけど、今はそんな心配もなくなってる。ああ、期待してるぞ」と終始明るいトーン。前走はモーニンと同じ武蔵野Sで、こちらが2着と先着。この路線の主役を巡る争いに注目だ。


前走、チャンピオンズC8着のグレープブランデー(牡8、栗東・安田隆厩舎)は、F.ヴェロン騎手と坂路で初コンタクト。3歳未勝利のマグレブと併せてラストまでビッシリと追われ4F52.4-38.0-24.5-12.4秒で同入フィニッシュを果たした。

「コンディションは良さそうだったよ。メンタル面が強くて乗りやすい。やっぱりG1馬だなと感じたし、イメージ通りにいい馬ですね」と鞍上は手綱から伝わる愛馬のパワーに好感触を抱いた様子。「安田厩舎にはお世話になっているし、その恩返しをしたいね」と好プレーを誓っていた。