【戸塚記念】ベルゼブブが3馬身差で逃げ切り重賞初制覇!

戸塚記念

9月13日、川崎競馬場で行われた南関東重賞・戸塚記念(S2)(3歳 別定 ダ2100m 1着賞金2000万円)は、山崎誠士騎手騎乗の3番人気・ベルゼブブ(牡3、浦和・小久智)が勝利。勝ちタイムは2:19.8(不良)。

2着には3馬身差で1番人気・バルダッサーレ(牡3、大井・中道啓)、3着には3馬身差で7番人気・ジャーニーマン(牡3、川崎・内田勝)が入った。

ほぼ揃ったスタートから飛び出していったのはベルゼブブ。二番手にミスミランダーが付け、その外からジャーニーマン。1.5倍の断然人気・バルダッサーレも好位4~5番手のポジション。ゆったりとしたペースで2周目に入る。向こう正面半ばから徐々にピッチが上がり始め、縦長の展開に。ベルゼブブが先頭のまま4コーナーから直線へ。
ベルゼブブが後続を突き離しにかかる。追って来るのはミスミランダー、内からジャーニーマン。外からは東京ダービー馬バルダッサーレも伸びてくる。しかし、逃げるベルゼブブとの差は詰まらない。最後は3馬身差のリードを保ってベルゼブブが堂々と逃げ切った。

勝ったベルゼブブは2歳6月にJRA函館でデビュー、9月の札幌ダ1700mで初勝利を挙げる。その後は500万下を3度使われるも全て着外に敗れ、浦和・小久保智厩舎に転厩。南関東初戦となった雲取山特別は1番人気で11着と大敗したが、続く宮ヶ瀬ふるさとまつり・花火大会特別を3馬身差で快勝。勢いそのままに3連勝で重賞初制覇となった。
馬主は山口裕介氏、生産者は新冠町の大作ステーブル。馬名の意味由来は「聖書に登場する魔王の名より」。

【山崎誠士騎手のコメント】
「ダービー馬が出走していたので相手が強いかな、とは思っていましたが頑張って走ってくれました。逃げたのは作戦どおりで、直線は祈るような気持ちで追っていましたね。とてもスピードのある馬で、これからも逃げ馬としてもっと成長していってくれると思いますので、応援よろしくお願いします」

  • ベルゼブブ
  • (牡3、浦和・小久智厩舎)
  • 父:アグネスデジタル
  • 母:ビューティーレディ
  • 母父:サンデーサイレンス
  • 通算成績:10戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 16年戸塚記念(S2)
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