【ファルコンS】テンクウ初の1400m合いそう 十分良い状態のアンブロジオ

テンクウ

ファルコンSに向けて追い切りを行うテンクウ

14日、ファルコンステークス(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、ジュニアカップを勝利したテンクウ(牡3、美浦・奥村武厩舎)は、田辺裕信騎手を背に坂路コースで追われ、4F53.7-39.2-25.5-12.5秒をマークした。

【奥村武調教師のコメント】
「先週の追い切りをしっかりやって気が入り過ぎているくらいですし、今週は坂路単走でやりました。肉体的に大きな変わりはありませんが、精神的には成長しています。前走はマイルで勝ちましたが、いくらかガマンさせていましたし1400くらいが良いかという気持ちはあります。重賞ですから甘くはありませんし、前走も時計はそれほど速くないので今回もチャレンジャーの立場です。既に賞金は稼げているので賞金加算にこだわることはありませんが、出来ればここを勝って本番に向かいたいと思っています」

●前走、クロッカスステークスで2着だったアンブロジオ(牡3、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢隆徳調教師を背に坂路コースで追われ、4F53.8-40.0-26.7-13.2秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「それほどパワーのあるタイプではありませんし、気性面もキーッとなるところがあって普通の牡馬とはちょっと違いますからね。これまでレース直前の追い切りはビシッとやったことはありませんし、現状でも息や体は十分良い状態をキープ出来ているので、今週の内容でも十分です。瞬発力というタイプではありませんし、直線が割りと長い中京1400も良いと思います」

●前走、黄梅賞を勝利したカイザーメランジェ(牡3、美浦・中野栄厩舎)は、武士沢友治騎手を背に坂路コースで追われ、4F54.4-39.5-25.3-12.3秒をマークした。

【中野栄治調教師のコメント】
「前走は終いにしっかり脚を使って良い勝ち方をしてくれました。中間も順調にきていますし、今週の追い切りはジョッキーが乗って良い動きを見せていました。軽い芝が合うタイプだと思いますし、終いが良い馬なので中京1400も向くと思います。前走と同じように終いを生かす競馬が出来れば、と思います」

●前走、ヒヤシンスステークスで5着だったダークリパルサー(牡3、美浦・金成厩舎)は、柴山雄一騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.1-52.8-38.7-12.8秒をマークした。

【柴山雄一騎手のコメント】
「これまでのレースを見て真面目過ぎるようなイメージを持っていて、今週の追い切りでもそういう雰囲気はありましたが、馬なりで抜け出しましたし動きは良かったです。前に馬を置いているときは多少力んでいるところもありましたが、初めての芝1400という条件を考えると行きっぷりの良さは問題ありません。あとは実戦の芝でどんな走りをしてくれるかですが、トビからはやれそうな感じがしますし楽しみはあります」

アンブロジオ

ファルコンSに向けて追い切りを行うアンブロジオ

ダークリパルサー

ファルコンSに向けて追い切りを行うダークリパルサー