【中京記念】安定感ある古馬を打ち破る強力3歳勢!?

昨年の中京記念を勝ったのは3歳馬グルーヴィット

昨年の中京記念を勝ったのは3歳馬グルーヴィット


昨年は3番人気グルーヴィットが直線で渋太く脚を伸ばし、6番人気クリノガウディーの急追をハナ差凌いで初の重賞タイトルを手にした中京記念。今年は京都競馬場整備工事の影響で、中京・芝1600から阪神・芝1600へ舞台を移して行われる。2012年から創設されたサマーマイルシリーズの一戦として定着したマイルのハンデ重賞である。

3歳勢は春の重賞戦線で上位に食い込んだメンバーが出走を予定。牝馬ながらアーリントンカップ2着、NHKマイルカップ3着と牡馬相手にヒケを取らない成績を残したギルデッドミラーと、前走のNHKマイルカップこそ15着に敗れたものの過去重賞で4度掲示板に載っているように安定した力を持つプリンスリターン。どちらもG1を使った後だけに疲労の残り具合は確認する必要はあるが、ハンデ次第で一発があってもおかしくないだろう。

古馬勢は2018年のNHKマイルカップ以降勝利はあげていないが、重賞戦線でも差のない競馬をしているケイアイノーテックや去年の京成杯オータムハンデを1.30.3のJRAマイルレコードタイムで制したトロワゼトワル、とにかく近走成績が安定しているソーグリッタリングベステンダンクなどもチャンスは十分ありそうだ。

近走で善戦しているが勝ち切れていないタイプが多く、断然の支持を集める存在は見つけにくそうだ。各馬のハンデはもちろん、コース適性なども踏まえて手広く検討しても良いだろう。