【札幌記念】買わなきゃ損!? 勝負気配がプンプン漂う絶好調の2頭

調教でも抜群の動きを見せているラヴズオンリーユー

調教でも抜群の動きを見せているラヴズオンリーユー


札幌記念(G2、札幌芝2000m)は、夏競馬で唯一のG2レース。秋のG1へ向けた叩き台で余裕残しの仕上げなのか、結果が出るようにキッチリ仕上げているのか、各馬の状態の見極めが重要です。

しかも出走馬のほとんどは最終追い切りの前に北海道へ移動。普段の美浦や栗東とは違う調整パターンでレースに臨みます。

調教場所が違って時計面での比較もしにくく、困っていませんでしたか?

そこで今回は各馬の好走時と凡走時の調教を検証。その中で「バツグン調教馬」2頭を紹介します!

バツグン調教馬<1> ④ラヴズオンリーユー
乗り役が手綱を持つ拳を少し緩めただけで抜群の伸びを披露した2週前追い切りを見た時点で、昨年以上の充実ぶりを感じさせた。

成績が出なかった昨年の後半(府中牝馬S5着→有馬記念10着)は、乗り手が手綱で追う動作があってから進んでいく状態だった。それが今回は、馬なりで弾むようなフットワークを見せている。

今回は海外帰りで秋への叩き台だったとしても状態の良さは明らかで、能力の違いを見せつける可能性が高い。

バツグン調教馬<2> ①ステイフーリッシュ
最終追い切りで、乗り役が脚を踏み込んで体を沈めた瞬間に馬がギアチェンジ。馬なりのまま併せた相手を1.2秒ぶっちぎった。

昨年の札幌記念(5着)時の調教とは反応の良さが全く違う。乗り役が脚を踏み込んでも反応が鈍く、手綱で追ってようやくギアが入るような状態だった。

むしろ長期休養明けの今年のほうが調子の良さが窺える。一角崩しがあっても驚けない1頭だ。