【ターコイズS】混戦のハンデ重賞で重視すべきは実績か、上昇度か

昨年のターコイズSは芦毛のアイドル・スマイルカナが快勝

昨年のターコイズSは芦毛のアイドル・スマイルカナが快勝


今週は中山競馬場で牝馬限定重賞のターコイズSが行われます。ハンデ重賞ということもあり、荒れる年も多いレースで難解な1戦となりそうです。

今年も実力馬が出走を予定していますが、その中から注目馬をピックアップし重賞展望していきます!

実績では重賞2勝のマルターズディオサ。デビューから先行力を活かした競馬を強みとして、3歳時には重賞を2勝。4歳に入り、掲示板に載れないレースが続いたが、前走府中牝馬Sでは後方からの競馬で3着。4歳秋を迎え、競馬に幅が出てきました。前回の1着以来の中山2000mコースで復活の勝利となるか期待が高まります。

上昇度では近3戦で13→3→1と着順を上げているドナウデルタ。3歳秋に1勝クラスを勝利後、3連勝でオープン入り。その後は5戦で2桁着順が4回と噛み合わない日々が続いていたが、2走前の阪神牝馬Sでは最内枠を活かした先行で、粘っての3着。前走では後手を踏みながらも直線でまとめて交わし切り1着と上昇気配を見せています。心身ともに状態の良さを見せている今、重賞初制覇となるか注目したいところです。

総合力ではアンドラステ。デビューから骨折での長期休養が2度あったが、着実に勝ち星を積み重ねて、今年の夏には中京記念で初重賞制覇を飾りました。前走府中牝馬Sでは番手追走から直線楽に抜け出し粘っての2着。5歳秋に入り充実期を迎え、昨年2着の同舞台で雪辱を果たし、重賞2勝目となるか注目度の高い楽しみな1頭になりそうです。