【CBC賞】小倉開催だから狙い目!「好走ポイント」に合致した妙味ある穴馬

大外枠で昨年覇者ファストフォース

大外枠で昨年覇者ファストフォース


今年のCBC賞(G3、芝1200m)は小倉開催ですが、本来は中京競馬場で行われているレース。そのため、小倉競馬場で行われたのは昨年のみとなっています。

通用しにくいデータも多いため、今回は過去5年「小倉芝1200m戦」で行われた3つの重賞「小倉2歳S」「北九州記念」「昨年のCBC賞」合計11レースの傾向を調べてみました。

すると、意外な「好走馬のポイント」が見つかりました。

こちらの「枠順別成績」をご覧ください。

▼枠順別成績(過去5年)
1・2枠[1- 0- 1- 32]複勝率 5.9%
3・4枠[3- 3- 1- 32]複勝率17.9%
5・6枠[2- 4- 6- 28]複勝率30.0%
7・8枠[5- 4- 3- 43]複勝率21.8%

「7・8枠」の馬がトップの5勝をあげており、意外にも外目の枠が多く好走しているんです!

小倉芝1200mはスタートから3コーナーまで直線距離が479mと長いのが特徴。ゆえに、外枠の馬でも決して不利にはならないコース形態が関係しているのでしょう。

特に重賞になるとフルゲートになり、内枠はゴチャつくリスクも増えます。馬群に包まれにくい外枠の馬は、むしろ「買い」とも言えますよね。

さらに詳しく調べると、「4コーナー1~3番手」で回った馬に限れば[2-1-1-2]複勝率66.7%まで上昇!

▼「7・8枠」で「4コーナー1~3番手」だった馬(過去5年)
21年北九州記念
1着ヨカヨカ(5人気)

20年小倉2歳S
2着モントライゼ(1人気)

17年小倉2歳S
1着アサクサゲンキ(3人気)

17年北九州記念
3着ラインスピリット(15人気)

小倉芝1200mはスタートから下り坂が続き、最後の直線も平坦なためスピードは最後まで落ちにくく、絶対的スピードを有した逃げ・先行馬がそのまま押し切ってしまうケースが目立ちます。

さらにCBC賞が行われるのは開幕週。馬場状態は良好でこの傾向はより強くなると捉えて良いでしょう。

今年の出走馬で上記条件に該当しそうなのが、タマモティータイムスティクスファストフォースの3頭。

特にスティクスはデビューからの全レースを「4コーナー1~3番手」で回っており、絶対的スピードに長けています。しかも、小倉の開幕週の馬場では過去2戦2勝!外枠からスッと先行できれば、粘りこみがあっても驚けません!