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【天皇賞・秋】超ハイペース確定!? 激流必至の「絶好ポジション」から突き抜ける馬とは?
2022/10/30(日)
展開のカギを握るパンサラッサ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週は天皇賞・秋(G1、東京芝2000m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①後続馬の目標はジャックドール
- ②総合力が求められる頂上決戦
逃げ宣言が出ている③パンサラッサが逃げるならハイペース必至。
⑨ジャックドールも切れ味勝負では分が悪いタイプ。溜めるよりも気分良く前々で走りたいでしょうからパンサラッサと離れすぎない位置で続くと見ます。
他にも⑫バビットや①マリアエレーナ、⑧シャフリヤール辺りも2番手集団で続くはず。
今週からBコースに替わり最内から3m外に内柵が置かれます。馬場の内目があまり痛んでいない状況なので前が止まりにくい馬場が想定できます。
その他の有力馬も⑨ジャックドールは軽視できないので、離されないように序盤からしっかりと追走していきます。
向正面
↑③↑⑨⑫
↑
↑①⑧⑩
↑⑤⑥
↑④⑦⑬
↑
↑②⑪
↑⑭⑮
⑤ダノンベルーガや⑥ジオグリフも先行集団の一角。有力馬の中だと⑦イクイノックスが一番後ろになるでしょう。それでもお互いが確認できるようなほぼ同じような位置関係です。
東京コースは最後に長い直線が待ち構えているので3,4コーナーで動き出すのは無謀です。ジッと脚を溜めて直線勝負に臨みます。
直線入口
↑③↑ ⑨
↑① ⑧⑩
↑⑫⑤⑥
↑ ④ ⑦
↑
↑②⑪ ⑬
↑⑭⑮
③パンサラッサが逃げて⑨ジャックドールの粘り込みも起こり得る状況。ハイペースで引き締まったペースに持ったまま付いて行ける馬、そうでない馬が分かれてきます。
このメンバーが相手でも抜群の切れ味を持っている⑦イクイノックス。ビシッと仕上がってパワフルな走りを見せているのでタフな流れにも対応可能でしょう。
⑤ダノンベルーガや⑥ジオグリフら3歳勢は切れ味十分でパワーアップもしていて成長が見られます。どちらもダービーの2400mより2000mの方が合っているので、長い直線でのガチンコ勝負が期待できます。
その前を走る古馬たちがどこまで踏ん張れるのかも見どころです。レースの発走が待ち遠しいですね。
(元JRA騎手)
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