【3歳馬情報】セレクトセール2億2000万円!注目の3歳馬たちがデビュー!

早くもG1の足音が聞こえてきた今週末。セレクトセール2億2000万円の超高額馬や近親にG1馬をもつ良血馬など、注目の3歳馬たちもデビューを控えている。そんな注目馬を、今週も厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。

◆2月11日


●東京ダート1400m

ジオッコピアノ(牡、Justify×Haddie Be Good、美浦・田中博厩舎)
OBSマーチ2歳セールにおいて、40万ドルで吉田勝己氏が落札。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)は坂路53秒2-11秒7。「外国産馬らしく、筋肉量の目立つ馬体。1週前追いは初めて速い時計を出したが、馬なりで終い11秒7をマーク。脚力非凡」と記者の話。同厩の先輩レモンポップを目指したい。鞍上は戸崎騎手。

エリカボニータ(牝、 Justify×Caledonia Road、美浦・伊藤圭厩舎)
母は北米GⅠブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬、全米2歳牝馬チャンピオン。下の2頭は、ともにセレクトセールで1億円以上の高額で落札されている。12月半ばから時計を出しており、乗り込み量は他馬以上に豊富。坂路52秒3-12秒1の好時計をマークし、初戦から好勝負できる。

パイリヴレ(牝、ヘニーヒューズ×パイクーニャン、美浦・鈴木伸厩舎)
半兄ショーム(5勝、バレンタインS1着)、デアフルーグ(3勝、伏竜S1着)。調教はウッド6F85秒4-12秒1。「気性的にまだ幼いが、稽古は水準に達する動き。背中が短めのスピード体型で、マイル以下が活躍の場か」と記者の話。鞍上は横山武史騎手。

●阪神ダート1200m

サクセスアイ(牝、ミッキーアイル×サクセスアイニー、栗東・北出厩舎)
半兄サクセスエナジー(交流重賞6勝)、おばサクセスビューティ(フィリーズレビュー勝ち馬)。1月28日中京ダート1400m戦を除外となり、ここへ回る予定。1週前のCWは6F87秒6-12秒1と終い重点だが、その前2週の坂路は52秒0、52秒1の好時計を連発しており、仕上がりは進んでいる。

◆2月12日


●東京ダート1600m

アオイテン(牡、ロードカナロア×ホエールキャプチャ、美浦・中舘厩舎)
母はヴィクトリアマイル勝ち馬。半兄アルママ(現2勝)。2月5日東京ダート1600m戦デビューの話もあったが、こちらに回りそうだ。調教はウッド6F82秒9-12秒9。終いが少々かかってしまったが、全体時計は悪くない。

ワレハカゼノコ(牡、リオンディーズ×ウキヨノカゼ、美浦・菊沢厩舎)
母はクイーンCなど重賞3勝。2月5日東京ダート1600m戦を除外。調教はウッド6F87秒3-11秒9。終い重点でもう少し速い上りが欲しかったが、デビューが近づくにつれ調教内容は徐々に上向いている。

●阪神ダート1800m

ホペロア(牡、ロードカナロア×ファイナルスコア、栗東・友道厩舎)
半姉ノーブルスコア(チューリップ賞3着)。セレクトセール2億2000万円(税込)。2週前の坂路は52秒7-12秒1の好タイム。1週前のCWは6F83秒4-11秒3と速い上りをマークし、初戦から期待がかかる。

セラフィックコール(牡、ヘニーヒューズ×シャンドランジュ、栗東・寺島厩舎)
おじマーティンボロ(重賞2勝)、フレールジャック(ラジオNIKKEI賞勝ち馬)。調教はCW6F83秒8-12秒2。「稽古は余力たっぷりの動きで、その気になれば時計はいくらでも出そう。かなりの巨漢でダート適性は高い」と記者の話。鞍上はムルザバエフ騎手。

レッドプロフェシー(牡、ルーラーシップ×トリニティプレイス、栗東・大久保龍厩舎)
おじダノンシャーク(マイルCS勝ち馬)、近親シンリョクカ(現1勝、阪神JF2着)。坂路55秒5-12秒6と時計は目立たないが、速めの本数が少ないので、まだまだ変わり身が見込める。鞍上は鮫島克駿騎手。

ティエラサンタ(牡、ハーツクライ×サンタエヴィータ、栗東・西村厩舎)
母は3勝。半姉サンタグラシア(現3勝)。調教は坂路53秒6-12秒7。古馬オープン馬と併せており、陣営の期待の高さが伝わってくる。鞍上は岩田望騎手。