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【2歳馬情報】姉たちに続けるか!月曜の中山で注目の良血牝馬がデビュー!
2023/9/11(月)
先週から秋競馬がスタートし、今週は中山、阪神で3日間開催となる。今週も毎年のように牝馬クラシック戦線を沸かせる血統が送り出す素質馬など、注目馬が多い。厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が注目馬を紹介していく。
◆9月16日
●中山芝1800m
マーシャルポイント(牡、エピファネイア×トリプライト、美浦・木村厩舎)
母は3勝。おじダンビュライト(京都記念などG2を2勝)。1週前調教(以降も調教は、主に1週前のもの)はウッド6F83秒3-11秒9。もともと期待の高い馬だが、鞍上がモレイラ騎手に決まり、ますます楽しみは増している。
ツルマウカタチ(牡、ヤングマンパワー×ハイタッチクイーン、美浦・手塚厩舎)
母は3勝。半兄アサマノイタズラ(セントライト記念勝ち馬)、半姉モカフラワー(3勝)。調教はウッド6F85秒1-11秒7。ヤングマンパワー産駒という点でも注目の一頭だ。
●中山ダート1800m
ソレルビュレット(牡、Malibu Moon×Curluck、美浦・宮田厩舎)
近親デルタバローズ(ニュージーランドT3着)。調教はウッド6F69秒1-12秒0。2週前は物足りなかったが、デビューへ向け徐々に上向いている。鞍上はモレイラ騎手。
●阪神芝1600m
クルミナーレ(牡、ブラックタイド×クロウキャニオン、栗東・池江厩舎)
半兄ヨーホーレイク(日経新春杯勝ち馬)、カミノタサハラ(弥生賞勝ち馬)、ボレアス(レパードS勝ち馬)。1週前はCW6F83秒1-11秒6で、2週前も近い時計を出している。
「池江厩舎らしく、ウッドチップで長めから負荷をかけられており、稽古はここまで順調そのもの。兄姉同様に、一瞬の切れというよりは持続力タイプ」と記者の話。鞍上は松山騎手。
シャトーディフ(牝、モーリス×ジューヌエコール、美浦・木村厩舎)
母はデイリー杯2歳S、函館SS勝ち馬。関東馬だが、栗東トレセンで調整され、そのまま阪神開催でデビュー予定。CW6F81秒9-12秒4と時計も出ており、母同様に2歳戦から活躍したい。
バレルターン(牡、リオンディーズ×ピエリーナ、栗東・茶木厩舎)
半兄トウセツ(4勝)、近親コンラッド(ラジオたんぱ賞勝ち馬)。CW6F82秒3-11秒6と上々の時計をマークし、初戦から好勝負できる態勢にある。鞍上は西村淳騎手。
◆9月17日
●中山芝1600m
レイフロレット(牝、レイデオロ×レイズアベール、美浦・黒岩厩舎)
母は4勝。おじリルダヴァル(NHKマイルC3着)、ヴォルシェーブ(目黒記念2着)。調教はウッド6F83秒3-12秒7。400キロ前後の小柄な馬体なので、時計が出る今の軽い馬場は歓迎だろう。鞍上は北村宏騎手。
オメガウインク(牝、ロジャーバローズ×レッドルンバ、美浦・大和田厩舎)
半姉ファミーユボヌール(4勝)、半兄オメガキャプテン(現在2連勝)。調教はポリトラックで5F68秒台。2週前はウッドで水準レベルの時計が出ている。
キャンディレイ(牝、ハービンジャー×キャンディケイン、美浦・武市厩舎)
母は新馬、特別とデビューから2連勝。おばスナッチマインド(京都牝馬S3着)。調教はウッド6F68秒3-12秒0。これで長めからの時計は4本となり、仕上がりは良さそうだ。鞍上は津村騎手。
●阪神芝2000m
ワーキングアセット(牡、ジャスタウェイ×ワーキングプライド、栗東・吉村厩舎)
母は4勝。坂路では地味だったが、1週前のCWは83秒2-12秒2と水準レベルの時計は出ている。「背中のラインは幅があり、性格も従順なだけに中距離で良さそうなタイプ。芝向きの軽さもある」と記者の話。鞍上はルメール騎手。
ザパリスマッチ(牝、サトノダイヤモンド×ロングホットサマー、栗東・茶木厩舎)
母は北米G3で2着。半姉ミスボニータ(3勝)。CW6F82秒0-11秒6と全体、上りともに水準レベルをクリアしている。鞍上は松山騎手。
◆9月18日
●中山芝2000m
トロヴァトーレ(牡、レイデオロ×シャルマント、美浦・鹿戸厩舎)
おばディアドラ(国内外でGⅠ2勝)、おじフリームファクシ(きさらぎ賞勝ち馬)。ウッド6F85秒6-11秒9と鹿戸厩舎らしく速い時計は出ていないが、動きは良好とのこと。天栄で調整されていた頃から評判に挙がっており、期待は大きい。鞍上はルメール騎手。
エリカサファイア(牝、キズナ×ディーズプラネット、美浦・堀厩舎)
母は端午S1着。調教はウッド6F82秒5-11秒7と水準はクリア。ここまで6頭がデビューし、4頭が新馬勝ちと好調の堀厩舎。この馬も新馬戦から計算ができる。
ルーベンス(牡、ルーラーシップ×メジロシャレード、美浦・萩原厩舎)
半兄ショウナンラグーン(青葉賞勝ち馬)、ヴァントシルム(4勝)、祖母メジロドーベル(G1を5勝)。ウッド6F84秒4-11秒6と上り時計は上々。2週前にもウッド6F81秒9の速い時計が出ている。
フライフリーダム(牡、ドゥラメンテ×ノヴァホーク、美浦・高柳瑞厩舎)
母はイギリスG1で2着。半兄トーセンアイトーン(3勝)。2週前のポリトラック調教はイマイチだったようだが、1週前は上向きウッド6F84秒2-12秒2の時計が出ている。社台F生産&ドゥラメンテ産駒&高柳瑞厩舎のラインは、2冠牝馬スターズオンアースと同じ。そのあたりを意識して高柳瑞厩舎への所属となったようなので、期待は高いはずだ。鞍上は佐々木騎手。
●中山芝1600m
アルセナール(牝、エピファネイア×サンブルエミューズ、美浦・木村厩舎)
母は芙蓉S1着、フェアリーS3着。半姉ナミュール(チューリップ賞勝ち馬、秋華賞2着)、ラヴェル(アルテミスS勝ち馬)、ヴェスターヴァルト(ファルコンS3着)。
調教はウッド6F83秒6-12秒3。POGで人気を集めた木村厩舎の牝馬はレガレイラ、チェルヴィニア、カンティアーモ、ガルサブランカといずれも好内容で勝ち上がり。本馬も負けていられない。鞍上はルメール騎手。
ドバイブルース(牡、キンシャサノキセキ×ピリカ、美浦・加藤征厩舎)
母はフランスG3勝ち馬、G1ヴェルメイユ賞2着。調教はウッド6F84秒6-12秒2。「父の産駒らしくパワフルなイメージで、坂のある中山も歓迎の馬力型。先々は短距離にシフトも考えられるが、新馬戦ならマイルもこなせる」と記者の話。鞍上は岩田望騎手。
ショーマンフリート(牡、スワーヴリチャード×スカイフ、美浦・手塚厩舎)
おじポルニシェ(豪州G1勝ち馬、フランス2000ギニー3着)。1週前はウッド6F83秒9-11秒6、2週前は終い重点に1F11秒2をマークしている。鞍上はモレイラ騎手。
●阪神芝1200m
ベネメレンティ(牝、ニューイヤーズデイ×ブルーモーメント、栗東・河内厩舎)
半兄レベレンシア(3勝)、おじトランセンド(交流含むG1・4勝)。2週前までは余力を残した調教が多かったが、1週前は負荷を強めて坂路52秒8-12秒0の好時計をマーク。デビューへ向け上向いてきている。
◆2歳馬新規入厩
チルカーノ(牝、ハービンジャー×アロマティコ、栗東・高野厩舎)
母はG1で3着2回。半兄ジオグリフ(皐月賞勝ち馬)
オルドヴァイ(牡、オルフェーヴル×ヴェルダ、栗東・中内田厩舎)
半兄プログノーシス(札幌記念、金鯱賞勝ち馬)
ミエスペランサ(牝、リアルスティール×ミスエルテ、栗東・池江厩舎)
母はファンタジーS勝ち馬
ショウナンラピダス(牡、ドゥラメンテ×シーヴ、美浦・国枝厩舎)
半姉キャスリンソフィア(北米G1ケンタッキーオークス勝ち馬)。セレクトセール2億4200万円(税込)
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