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【ローズS】まさかの勝率0%!?「初の牝馬限定戦」でレガレイラは本当に買えるのか
2024/9/14(土)
ダービー5着から巻き返しを狙うレガレイラ
今年のローズステークス(G2、中京芝2000m)において、レガレイラがファンの注目を集めるのは間違いないでしょう。
ここまでデビュー5戦は全て牡馬相手。昨年暮れのG1ホープフルS1着後は皐月賞(6着)、日本ダービー(5着)と牡馬クラシック戦線を歩み、今回は初の牝馬限定戦となります。
実績は断然とはいえ昨今流行りのG1直行ではなく、あえてトライアル競走に使ってきた背景も気になるところ。秋華賞に出走可能な賞金は足りているだけに、本番前の試走的な参戦とする見方は拭えません。
そこで今回は「レガレイラは本当に買えるのか?」を多方面から考察。過去の傾向から好走確率を探ったところ、衝撃の結果が浮かび上がって来ました!
[0-0-0-2]複勝率0%
17年6着 ファンディーナ(1人気)
→前走皐月賞7着
14年6着 レッドリヴェール(1人気)
→前走日本ダービー12着
(参考)前走NHKマイルC組の成績
[0-1-1-6]複勝率25%
05年2着 ラインクラフト(1人気)
→前走NHKマイルC1着
97年3着 シーキングザパール(1人気)
→前走NHKマイルC1着
前走牡馬クラシックからローズSに出走した馬は2014年6着レッドリヴェール、17年6着ファンディーナの2頭のみ。どちらも1番人気に支持されながら掲示板を外しているのをご存知でしたか?
ただこの2頭はともに牡馬相手の実績に乏しいサンプルなだけに、牡馬相手にG1ホープフルSを勝っているレガレイラと同列に扱うのは少々乱暴かもしれません。
そこで同じく牡馬混合G1である前走NHKマイルC出走馬の成績を振り返ったところ、こちらも同様に苦戦傾向。距離適性の差もあるとはいえ、1997年シーキングザパール、05年ラインクラフトなどの名牝ですら、2・3着に取りこぼしており、いまだに前走混合G1からの勝率が0%であることは要チェックでしょう。
美浦(関東)[1-2-1- 13]複勝率23.5%
栗東(関西)[9-8-9-116]複勝率18.3%
年によって阪神や中京と開催競馬場が異なるものの、関西圏で行われるローズSはホームの関西馬が9勝と圧倒。また関東馬の勝利は2014年のオークス馬ヌーヴォレコルトまでさかのぼる必要があり、苦戦が続いています。
昨年は次走G1エリザベス女王杯を勝つブレイディヴェーグでさえも2着と優勝を逃しており、こちらもレガレイラにとっては気になる傾向と言えます。
C.ルメール[2-2-0-5]複勝率44.4%
23年2着 ブレイディヴェーグ(1人気)
22年2着 サリエラ(2人気)
18年1着 カンタービレ(5人気)
15年1着 タッチングスピーチ(7人気)
レガレイラにとって頼もしい存在が主戦を務めるC.ルメール騎手です。説明不要の名手であり、ローズSでも過去10年で4連対。近年も22年2着サリエラ、23年2着ブレイディヴェーグと2年続けて連対中で、抜群の安定感を誇ります。
上記3つの考察・傾向を総合すると、レガレイラが2・3着に好走する可能性は十分と言えるでしょう。しかし世間の評価ほどズバ抜けているとは断言し難く、ローズSでの好走期待値はやや厳しめの「45%(△)」と判定します!
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